可愛らしいフォルムに、ワイルドな顔つきが魅力的なポンスキー。
ポンスキーとは、ポメラニアンとシベリアンハスキーのミックス犬です。
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ポンスキーは、どのように飼育すると良いのでしょう。
ポンスキーとは
ミックス犬人気4位に輝く、人気のポンスキー。
ポンスキーとはアメリカで人気の雑種(デザイナードッグ)で、価格は20万円前後で取引されています。
寿命は、一般的に体の大きさに反比例するので、シベリアンハスキー(中型)に似ると10~12年、ポメラニアン(小型)13~15年程度とされています。
大きさの目安は体高25~38cm、体重7~12kg程です。
ポンスキーの購入
日本ではあまり見かけないポンスキー。
日本で馴染の薄いシベリアンハスキーとポメラニアンとのミックスは、基本的には海外からの購入となります。
※価格も50万円を超えることがあります。
海外からの購入となると言葉の壁が心配ですよね。全て英語でやり取りしなければならないので、契約には気を付ける必要がありそうです。
購入の際には、両親の様子や(両親が)病気の因子を持っていないかも確認。
悪質なパピーミル(繁殖屋)の元で購入しないよう、信頼のあるショップやブリーダーさんの元から購入してくださいね。
ポンスキーの飼育「見た目」
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ポメラニアンの丸みを帯びた体型に、シベリアンハスキーのカッコ良さも兼ね備えたポンスキー。
個体差によって異なりますが、ポンスキーの外見はシベリアンハスキーに寄るとひと回り大きなポンスキーに成長します。
瞳の色はシベリアンハスキーに似るとブルー、ポメラニアンに似ると茶~黒色のまん丸の目になることが多いです。
丸みを帯びた尾も可愛らしいですよね。
ポンスキーの飼育「性格」
ポンスキーの性格は、シベリアンハスキーに似ると好奇心旺盛でやんちゃな子になることがあります。
すると無駄吠えをしたり、家の中では家具を噛むなどの問題行動がみられるでしょう。
ただポンスキーの性格は、ポメラニアンの温厚で従順な性格と中和されて賢さも人懐っこさもアップ。
個体差はありますが、比較的優しいシべリアンハスキーになると考えておくと良いでしょう。
あとは普段から、問題行動予防のために毎日の散歩を欠かさないようにしましょう。
シべリアンハスキーのしつけ
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ポメラニアンの温厚な性格よりも、シベリアンハスキーの活発でやんちゃな性格が強く出てしまうポンスキー。
海外では、可愛らしい見た目で気に入って購入したもののしつけに苦労する人が続出。
ポンスキーを迎えるときには、純血のシベリアンハスキーを飼う環境が整っているかどうか確認してみると良いでしょう。
飼育してから「思っていた犬種と違った」と飼育を放棄することが無いようにしてくださいね。
ポンスキーの飼育「しつけ」
しつけが難しいとされるポンスキーは、頭が良い犬種なので「トイレの場所を覚える」ことも「芸をする」ことも比較的得意です。
ただ、片親がやんちゃなシベリアンハスキーなので、飼い主さんは一貫した態度で徹底的に訓練させる必要があります。
子供の頃から甘やかしていれば、ポンスキーの方が飼主さんよりも立場が上だと認識してしまうでしょう。
訓練は、大人になってからだと比較的難しいので子犬の頃から行うことが大切です。
ポンスキーの飼育「運動」
ポンスキーの運動は、毎日の散歩でたくさん遊ばせてストレスも発散!
やんちゃなポンスキーは、ドッグランで元気に遊ばせるのも良いですね。
運動量が少なくなると、ストレスが溜まって問題行動が出たり、家でもやんちゃ過ぎる子になることがあります。
ポンスキーは毎日たくさん遊ばせて、問題行動をする体力を遊びの体力に変換させましょう。
ポンスキーの飼育「被毛」
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ポンスキーの被毛は、ポメラニアンの柔らかいダブルコートに似ることが多くフワフワ。
ただダブルコートは抜け毛が多くなるので、定期的にブラッシングをしてあげる必要がありそう。
年2回の換毛期には、大量の被毛で掃除も大変!
でも、ブラッシングや掃除を怠るとペットはもちろん、人の健康を害することになります。
ポンスキーには、定期的なブラッシングとシャンプー・トリミングで皮脂や被毛の状態を整てあげましょう。
ポンスキーの飼育「かかりやすい疾患」
大きく異なる両親を持つポンスキーは、年を取るにつれて遺伝子異常がみつかる可能性があります。
足腰は丈夫ですが、犬がかかりやすい病気には膝蓋骨脱臼があります。
※膝蓋骨脱臼とは、膝の皿の膝蓋骨がずれて歩行が困難になる病気です。
最初は足を引きずるなどの動作が見られ、悪化することで歩行ができなくなることがあります。
歩き方に違和感を感じたら、早めに動物病院で診てもらうようにしましょう。
ポンスキーにおすすめのドッグフード
ポンスキーのドッグフードは、動物性タンパク質や脂肪燃焼をサポートするビタミンB1・B2などを多く含む「極(kiwami)」がおすすめされています。
原料には「アヒル肉」や「サーモンオイル」「亜麻に油」などの高級品を使用。
サーモンオイルは、上質な皮膚や被毛を保るのに役立ちます。
極(kiwami)は人工添加物・穀物も不使用でアレルギーの心配も少ないドッグフードです。
ポンスキー飼育「大きさの問題」
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小型犬とポメラニアンと中型のシベリアンハスキーが一体化したポンスキー。
体高・体重にも開きがあるポンスキーは、メスがポメラニアンだと小さな体で比較的大きな子を産まなければならなくなります。
ポンスキーを飼育するときには、こういった背景も頭に入れておきたいですね。
ポンスキーを飼育する上での不安
近くに同じ犬種を飼っている人はいないので、手探りで解決していかなければいけないポンスキーの飼育。
しつけの面では、シべリアンハスキーに似ることで大変な思いをすることもあるでしょう。
見慣れないミックス犬に対しては、まだまだ偏見の目で見られることもあります。
それでもポンスキーを飼育したいという方は、シベリアンハスキーの飼育方法を学んでから検討してみると良いでしょう。
さいごに
シベリアンハスキーよりも凛々しくなり過ぎない、優しい表情と穏やかな性格が魅力のポンスキー。
飼主さんに従順な性格では、抱っこされるのも大好きです。
しつけも、きちんと訓練することで飼い主さんに従順な子になります。
ただ飼育初心者にはとても難しい犬種と言えそうです。