牧羊犬だった歴史から「運動の量」が気になるペットのコーギー。
実際、散歩や運動量はどの程度必要なのでしょう。
運動に必要なしつけもまとめます。
コーギーの運動「体格」
コーギーは体高よりも体長の方が長いです。
しかし体は筋肉質なので元気に活動できます。その為、飼い主さんも比較的体力がある方だと良いでしょう。
「愛犬とたくさん遊びたい飼主さん」にもおすすめの犬種です。
遊びでは「フリスビー犬」と言われるほど、フリスビーディスクでの遊びやボール遊び等が大好きな犬種でもあります。
一方で、運動能力が高いからと言って広範囲で遊ばせると、注意力が欠けてしまうことがあります。他の人の迷惑にならない範囲で遊ばせてあげましょう。
コーギーの運動「お散歩」
見た目の可愛らしさから一変、筋肉質でカッコ良さを兼ね備えたコーギー。
散歩は涼しい朝晩の時間に行い、1回30分~1時間程度かけて歩きます。時には勢いよく走ってメリハリも付けてあげましょう!
週末や時間がとれた時にはドッグラン等で元気に走らせてあげます。
普段、家の中や散歩の時間だけでは足りない遊びの時間を作ってあげましょう。
コーギーの運動「遊び」
コーギーはとても賢い犬種で、しつけもきちんと覚えます。
ボール遊びでは引っ張り合うだけでも楽しめますが、頭も使う遊びも大好きです。
ドッグスポーツでは、アスリートのような判断力や運動能力も期待できます。飼主さんとの絆アップにも最適です。
コーギーの運動「熱中症」
真昼や真夏の暑さの中でのお散歩は、中~長毛のコーギーにとって拷問になります。
犬は基本的に汗をかきにくいため、体の中に熱がこもりやすいです。
特にコーギーは手足が短くて胴が長い犬種なので、地面からの熱にも注意する必要があります。
「人にとっては何気ない暑さ」が、コーギーにとっては酷なこともあるので注意しましょう。
運動の前後にはこまめな水分補給で熱中症等を防ぎましょう。
コーギーの運動「室内飼育」
犬は自分で汗をかいて体温を調整することが難しいです。
イギリス原産の為、寒さには比較的強い犬種ではありますが、近年は室内で飼育することが多いので冬の寒さにも強いわけではありません。
つまり、コーギーは室内で一緒に過ごさせてあげるのが無難です。
《コーギーの運動「番犬」》
コーギーは寒暖の厳しいところでなければ、室外での飼育も可能です。
テリトリー意識の強さでは番犬としても大活躍します。しかし繋ぎ飼いはNGなので、やはり室内飼いの方が無難です。
コミュニケーション不足にもならないように毎日関わって絆を深めましょう!
コーギーの運動「アパート・マンションでの飼育」
コーギーは一日中走れるスタミナを持っているので、運動不足はストレスに繋がります。
運動量では、元気すぎる故に「アパート・マンション内での生活は狭い」と感じることもあるでしょう。
運動量の多さでは騒音問題になることもあります。
その為、室内で飼育するときも比較的広いスペースを確保できる方がコーギーの健康に良いです。
コーギーの運動「マナー」
室外での遊びでは、犬が好きではない人にも気を使う必要があります。
愛犬を思い切り遊ばせたい気持ちも分かりますが、公共の場所では「コーギーがどれだけ大人しくて人懐っこくても」リードを付けて遊ばせます。
ドッグラン等では、小さい犬種を襲ってしまうとショック死させてしまうこともあるので注意しましょう。
コーギーの運動「しつけ」
散歩の時には可愛いコーギーを、飼主さんの前で歩かせてあげたくなるものです。
しかし全ての犬種に言えることですが、飼主さんの方が立場が上だと分からせるために後ろを歩かせる必要があります。
コーギーがリードをぐいぐいひっぱる場合は、コーギーは楽しんでいる証拠でもあります。
しかし、「引っ張ったら遊びに連れて行かない」と拒みましょう。コーギーが振り返って立ち止まったら、その分2倍3倍褒めて楽しませます。
それから散歩を再開しましょう。何度か繰り返していくうちに、褒めなくても当たり前の様にできるようになります。
関節ケアサプリ
コーギーは関節をいためやすいです。
コーギーの関節には人と同じでグルコサミンやコンドロイチンが有効です。
関節にいいサプリは犬用もあります。
コーギーの運動「しつけの方法」
散歩に伴うしつけが難しい時には、愛犬の好きなおやつ・おもちゃを持って歩きましょう。
コーギーを左足によせて、アイコンタクトと名前呼びで誘導します。できたらご褒美をあげたり、たくさん褒めてあげましょう。
最初は家の中等の安全なところでしつけて徐々に呼びかけの量の減らし、慣れたら外で散歩をさせます。
若い頃のコーギーに多いのが無駄吠えです。
コーギーは大型犬でもいるかのような大きな声で鳴く子もいます。かなりの近所迷惑になりかねません。
無駄吠えのしつけは小さなころにしてきたいところです。
犬の無駄吠えは近所迷惑でもあり飼い主さんの精神状態も悪くなってしまいます。それだけに早くからしつけをして吠えないようにすることを心がけないといけません。しかし、そんなに簡単に無駄吠えをなくすしつけはできません。そんな飼い主さんは最近無駄吠え防止グッズを使っている人が多くなりました。二つ商品があります。
ワンブル
ワンブルは、首輪式でリモコン操作によって犬の嫌がる音・振動・電気のいずれかを流します。振動や電機は100段階の調整があります。93%以上の人が満足をしているという優秀な商品です。
ワンブルの詳しいことは公式サイトにあります。
しつけくん
ワンブルと同じような商品で無駄吠えを防止する首輪のしつけくんがあります。
性能や効果に関してはどちらも大きな差はありませんが、ワンブルが17800円(税込)で、しつけくんが21600円(税込)です。
しつけくんは、公式サイトでは今半額セールで10800円で購入が可能です
コーギーの運動「ヘルニア」
コーギーは足腰に負担がかかる体型をしていることから椎間板ヘルニアになりやすいです。
他にも椎間板ヘルニアになる要因には以下のようなものがあります。
・激しい階段の上り下り
・高いところへのジャンプ
・後ろ足立ちの多さ
・滑るところ
段差が大きいところにはステップを設置して段差を減らしましょう。
滑りやすいフローリングの上にはカーペット・コルクマット等を敷いて、足腰への負担を減らしてあげます。
また、成長期の過度な運動は、骨の変形につながる可能性があるので注意が必要です。
コーギーの運動「噛み癖」
遊びでは噛み癖を直しておかないと、遊んでいるときに大怪我をしてしまう(または、大怪我させてしまう)事もあります。
小さい頃から友人に遊びに来てもらったり、たくさん遊んで犬の社会化を覚えさせましょう。
他の犬に対しても、散歩の時間等である程度慣れさせましょう。
コーギーの運動「肥満」
コーギーは食欲旺盛で、肥満傾向の子も多いです。
太らせると足腰や内臓の病気にも関わってきます。
食事は与えすぎることもなく、その子に合った適量の食事と運動量で健康的な体型を維持できるように努めましょう。
まとめ
運動量が比較的多いコーギーには、たくさん遊ばせてあげることが大切です。
好奇心も旺盛なので、だらだら遊ばせるよりも適度に元気に走る時間を作ってストレスを減らしてあげます。
その為には必要なしつけもきちんと行い、マナーも守りながら散歩・遊びを満喫できるようにしましょう。
運動量が多いコーギーだからこそ健康管理にも気を配れるよう、普段からコミュニケーションをたくさんとって主従関係を確立させましょう!