ハムスターやウサギと同じように、物静かな印象があるモルモット。
モルモットは、1人暮らしの家でも飼いやすいペットのような気がしますよね。
実際にも、モルモットは穏やか・賢い生き物なのでペットにはオススメ!
ここでは「そんなモルモットの気になる知能の高さ」についてご紹介します!
モルモットの知能
モルモットというと、例えは良くありませんが「実験台の生き物」という印象を持つ人も多いでしょう。
そうなると人間と、どこか似ているところもあるのかな?。
とはいえ私は、モルモットは「名前を呼んだら来てくれる」くらいの知能かなぁと思っていました。
でも家に慣れてからは、モルちゃんの頭の良さが露呈することに!
失礼ですが、モルちゃんへの期待値が高くなかった分、好感度がさらにアップしました。
モルモットのしつけ
私は、あまりしつけはしない方なのですが、モルちゃんは基本的にとても賢いです。
モルモットは、ワンちゃんのしつけと同じように、行動のあとにチモシーをあげることで「お手」や「まわれ」なども覚えさせることができます。
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しつけ上手な人は、サッカーのゴールもチモシーで教えることができるようです。
あとは手を近くにおくと、モルちゃんの方からのってきてくれるということも。
モルちゃんは、もちろん名前を覚えることも可能ですよ。※単体飼育の方が、覚えやすいようです。
モルモットの知能:聴覚
モルちゃん達は、草食動物なので周りの音にとても敏感。
家のモルちゃん達は、私がご飯を作ろうとすると「キィイーッ!!」っと鳴いて「おやつ頂戴!」とアピールしてきます。
これは私が、自分達のご飯作るのと同時に、モルちゃん達にキャベツを与えることが多かったからでしょう…。
音の種類は「冷蔵庫の開閉音や、ポットの水が湧く音、レンジの音、ガスコンロを使っている時の音、換気扇、蛇口からの水の音、キャベツなどの野菜をちぎる音、まな板の上で包丁を使う音」などに反応するようです。
こうなるとモルちゃん達に内緒で、自分達だけご飯を食べることはできませんね…。
声が大きい子もいる
モルちゃんのアピールするときの音量は、意外にも火災報知器なみ!
最初は、何事かと驚きました。
モルちゃんの声のボリュームは、個体差によって「火災報知器のような声を出す子」もいれば、「キュゥーッキュゥーッとやさしくアピールする子」もいます。
前者の「必死にアピールしてくる感じ」も、後者の「おやつを探しながらアピールしてくる感じ」も、どちらも可愛いです。
普段は、撫でると「キュキュ」と小さく鳴く程度なのに、この意思表示の差には驚きます。
※モルモットは、騒音になるほどは鳴きませんが、アパートでの飼育では「モルモットの声」にも配慮した方がいいかもしれません。
モルモットの知能:嗅覚
モルちゃん達は、聴覚だけではなく嗅覚も抜群!
私が、ボーッとコーヒーを飲んだり、ご飯を食べていると、やはり「ピィーッ!!」と力強く鳴いたり、ケージの入口から身を乗り出してきます。
そこで毎回キャベツをあげるわけにはいかないので、撫でたり、新しいチモシーをあげてごまかしたり…。
※キャベツなどは、与えすぎるとカルシウム摂取過多になることもあるので、与えすぎには気を付けましょう。
最近は、キャベツの後のおしっこの色が(カルシウムで)白っぽくなるようなので、ずっとチモシーでごまかしています…。
モルモットの知能:視覚
モルちゃん達は、意外にも(?)目が良い生き物です。
ケージの入口付近には、クッションを置くと、それを認識してジャンプ!。
「ボフッ!」と音を立てて降りてきます。※体の大きい子だけ。
そして部屋の中をセルフ散歩。※飼主さんは、このときもモルちゃんが怪我をしないように見張っていてくださいね。
ケージに帰った後は、クッションを外すと降りてきません。でも、たまに運動不足で降りてきてしまうこともあるので、ケージの鍵はきちんとかけておきましょう。
※部屋にあるコード類は、モルちゃんがかじって怪我をしたり、火事にならないようにカバーなどをつけておきましょう。
※観葉植物などは、食べると中毒になることがあることもあるので、近くに置かないようにしましょう。
トイレは覚えない
モルモットは、ここまで賢いと「トイレも覚えることができるのでは!?」と思いますよね。
でもモルモットは、基本的にトイレの場所を覚えません。
そのためすのこの下には、至るところにうんちが…。
なかには、「大体のトイレの場所が決まっている子」もいますが、これは個体差によるようです。
因みに家の子たちは、基本的にフードの近くの隅にすることが多い模様。ケージの構造上、隅にされる方が汚れが落としにくくなるのですが、これもご愛敬ですね。
外での散歩は苦手
モルモットは、基本的に新しい場所は苦手です。そして長距離移動も苦手。
「外で遊ばせよう」と思って出かけても、やはり目を大きくして硬直するだけ。
でも実家の部屋は、何度も連れて行っているからか慣れた模様。
実家でも、危ないものは取り払った上でセルフ散歩していました。※飼い主の目が届くときに、ケージの入口をあけておいた結果。
公園などで散歩させたいときには、フェレット用のリードを付けて遊ばせるのもいかがでしょうか。※ダニなどにもご注意ください。
他の子とも仲良くできる!
モルモットは、基本的には周りの子とも仲良くできる生き物です。
モルモットと同じ、げっ歯類の生き物のハムスターは、お腹が減ると仲間を食べてしまうこともありますよね。
でもモルモットは、共同生活にも適していて、相手を傷つけることはあまりありません。
もちろん怒ることはありますが、基本的には歯でチッと鳴らして威嚇をするぐらいです。
あとは飼い主さんの指を、食べ物と間違えて過って噛むことがあるぐらい。※普段は、噛んでも甘噛み程度。万が一、噛まれた時はきちんと消毒しておきましょう。
オス・メスへのアピール
家では、元々一緒にいたオスメスをひきとったからか、大人になってからの好き好きアピールもよくみられます。
モルモットは、普段は撫でてもキュキュとかわいく鳴く程度。
でも、好きな異性にはグルグルと喉をならして体を震わせてアピール!
メスの方は、オスのモルちゃんを「親友」くらいにしか思っていないようで「アピールをうっとおしく思っている」ようでした。
※多頭飼育の場合、モルちゃんの繁殖力は高めなので、生まれた子を育てられないようなら別々のケージで飼育するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
モルモットは聴覚や嗅覚、視覚、記憶力にも優れている生き物。
表情、声、仕草のバリエーションも豊富で、たくさん飼い主さんを癒してくれます。
そんなモルちゃんと「もっと仲良くなりたい!」という人は、単体飼育で可愛がってあげると良いでしょう。
あとは芸などを覚えさせたりして、モルちゃんとの仲を深めるのもいかがでしょうか。