フランス原産で、お上品な見た目のブリタニースパニエル。
体格も性格も「トータルでバランスが良い」ものの、しつけは少し大変かも?
ここでは、ブリタニースパニエルの性格やしつけ、寿命などについてもまとめます。
ブリタニースパニエルとは
ブリタニースパニエルとは、最も古いスパニエル種のワンちゃんです。
鳥猟犬の歴史があり、優れた嗅覚と運動能力の高さを誇る犬種となっています。
長い足にバランスの良い筋肉質の体型、お顔は垂れ耳と澄んだ瞳が美しいワンちゃん。
しっぽは、遺伝的にある子と無い子がいて、しっぽが長い場合は「9cmほど残して断尾することも多い」ようです。
ブリタニースパニエルを家に迎える場合は、可愛さ重視で「しっぽを切断してもらうようなことが無いようにしたい」ですね。
ブリタニースパニエルの被毛
ブリタニースパニエルの被毛は、滑らかなショートコートが特徴的。
胸やおしり、しっぽの毛もフサフサしています。
被毛カラーは、白にオレンジやブラック、パーティーカラー(3色)などがありゴージャスな印象。
毛先は「若干ウェーブがかかっている」のもの、お手入れは定期的なブラッシングさえ怠らなければ問題なさそう。
目の上には細い眉毛が密集していて、イバラなどから目を守ってくれるようです。
ブリタニースパニエル「大きさと寿命」
出典:tibiusas.partials.net
ブリタニースパニエルは、体高と体長が「ほぼ同じ長さでバランスの良いスクエア型の体型」をしています。
コンパクトなボディで、静かに「獲物を探して教えてくれるポンティング能力」も申し分なし!
ポンティング能力のある犬種の中では、最小のサイズのワンちゃんとなっています。
ブリタニースパニエルは「持久力やジャンプ力にも優れている」ので、狩猟犬としても良い相棒になりそう。
そんなブリタニースパニエルの平均寿命は、12~13歳となっています。
ブリタニースパニエルの性格
性格は陽気で人懐っこく、飼い主に対しては従順。
愛情深い性格で、小さなお子さんや他のペットとも仲良くできるブリタニースパニエル。
ただ元気いっぱいの性格では「飼っている鳥や小動物をゲットしようとすることもある」ので注意が必要。
好奇心旺盛で「家の中も元気に走り回ったり、飼い主さんを引っ張ったり」と大忙しのワンちゃんです。
独立心が強いものの、しつけさえ出来れば「偵察犬」としても活躍してくれそう。
ブリタニースパニエルのしつけ
ブリタニースパニエルは、学習能力も適応能力も高いワンちゃんです。
しつけの前には、飼い主さんはたくさん遊んでコミュニケーションをとり信頼関係を構築!主従関係もハッキリさせておきましょう。
トレーニングにはメリハリが必要で、しつけは褒めて伸ばすのが一番!
※ブリタニースパニエルは我慢強く、厳しくしつけることで臆病な子になってしまうこともあります。
しつけは、しつけ教室やブリーダーさんの元で「根気強く教えてあげる」と良いでしょう。
ブリタニースパニエル「運動・散歩」
出典:rakuten.co.jp
運動好きなブリタニースパニエルは、アジリティー競技やアウトドアも大好き!
飼主さんも身体を動かすのが好きな人だと、相性は良さそう!
家の中でも「元気すぎるワンちゃん」は、1~2時間程度の運動・散歩でストレスも発散!
引っ張りあう癖のあるブリタニースパニエルのおもちゃは、「伸び縮みするもの」だとワンちゃんも飼主さんも楽しめそうです。
ブリタニースパニエルは適応能力も高いので「遊びや散歩・運動とのメリハリ」をつけてあげれば大丈夫!
ブリタニースパニエルの価格
出典:tibiusas.partials.net
まだまだレアなブリタニースパニエルの価格は、ブリーダーさんの元で15~20万程度となっています。
でもブリーダーさん自体も少ないので、家に迎えるまでには待ち時間がかかりそう。
健康なブリタニースパニエルを迎える為だと思って、飼い主さんも我慢我慢…。
ブリタニースパニエルのブリーダー
ブリタニースパニエルで定評のあるブリーダーさんは、以下の通りです。
・広島:川辺進ブリーダー(かわべすすむブリーダー)
・愛知:渡辺久恵ブリーダー(わたなべひさえブリーダー)
口コミは少ないものの、北海道の荒田優子ブリーダーもブリタニースパニエル専門犬舎の繁殖販売をしています。
ブリタニースパニエルを検討中の方は、お近くのブリーダーさんの元に「直接会いに行ってワンちゃんとブリーダーさんとの相性」を確かめてから購入してくださいね。
ブリタニースパニエル「かかりやすい病気」
ブリタニースパニエルがかかりやすい病気には、以下のようなものがあります。
・血友病(遺伝性の病気で、出血すると血が止まりにくい)
・口蓋裂(鼻腔と口腔の間にある口蓋が裂けていて、哺乳するとミルクが鼻や気管、肺に流れ込んでしまう)
・股関節形成不全
その他にもブリタニースパニエルは「垂れ耳」なので、外耳炎にもならないように気を付けましょう。
後天性の病気
ブリタニースパニエルがかかりやすい後天性の病気には、股関節形成不全の他にも、「皮膚糸状菌症」「突発性激怒症候群」「眼瞼炎」などが考えられます。
・皮膚糸状菌症…人にも感染。皮膚に「真菌(カビ)が感染する」ことで皮膚炎を引き起こす。
・突発性激怒症候群…中型のスパニエル種に起こりやすい脳神経の病気。性格が急変。いきなり激しく咬み付いてくるなどの症状。
激しく動き回るワンちゃんは「眼瞼に外傷を負う」「虫刺され」「やけどを負う」ことでも、感染症を引き起こさないように気を付けましょう。
眼瞼炎は、ワンちゃんが目をこすることで「角膜炎やドライアイ、結膜炎などが悪化して発症する」こともあるようです。
まとめ
狩猟でのスピードやポインティングだけでなく、回収能力も高いブリタニースパニエル。
見た目は、上品でゴージャスな印象。
性格は「明るく元気いっぱい」で、飼主さんには従順。他の人や生き物にも友好的なワンちゃんとなっています。
しかし動くものに敏感に反応するワンちゃんは、家の中でも大忙し!
飼育初心者の方は「しつけ教室で学んだほうが無難」かもしれませんね。