マルチーズとシーズーのミックス「マルシーズ」
マルシーズは、コンパクトでまるまるとした体形に美しい被毛カラーが特徴のワンちゃんです。
ここではマルシーズの性格や飼い方についてまとめます。
マルシーズの成犬
マルシーズは、全体的にはシーズー寄りで、目から耳のカラーもシズ寄り。
被毛は、マルチーズの絹のような純白で細い被毛に、シーズーのカラーが混ざった魅力的な被毛をしています。
一般的には、ブラックやゴールドのカラーが混ざることが多いようです。
被毛はダブルコートなので「抜け毛が多い」と思われがちですが、ダブルコートの中でも比較的抜け毛が少なめのミックス。
定期的なお手入れさえ怠らなければ、とても飼いやすいワンちゃんになりそうです。
マルシーズーの大きさ
マルシーズは体高約25cm、体重は4.5~5kg程度のワンちゃんです。
寿命は12~14年ほどとされています。
体型は丸みを帯びた胴に、短くて太い足。顔はつぶれた丸顔で、大きな目と垂れ耳も特徴。
マルシーズの「ぬいぐるみのような見た目」や「愛嬌のある性格」に癒される人続出!
大きさ・体重は、メスの方が比較的小さいようです。
マルシーズの性格
出典:fotopus.com
※画像はマルチーズ
マルシーズの性格の特徴には、以下のようなものがあります。
・温厚、穏やか
・大人しい
・社交的
・甘えん坊
・飼主さんに忠実
・勇敢、少し警戒心が強い
マルチーズは、落ち着いていて人懐っこいワンちゃんです。
飼い主さんには従順で、周りのワンちゃん達とも仲良くできます。
フレンドリーな性格のワンちゃんは、小さなお子さんやお年寄りの方の飼育にもオススメです。
マルシーズの飼い方
マルシーズを飼育するときには、ご機嫌を取りつつ「褒めて伸ばして」しつけると良いでしょう。
デリケートで大胆・強気なワンちゃんの飼育に当たって、飼い主さんは普段から主導権を握っておく必要がありそう。
運動の面では、おっとり・ゆったりした性格のワンちゃんかと思いきや、意外と活発に遊ぶのも大好き!
でも、家でくつろいでいることも大好き!
家では、愛犬を膝の上で撫でであげると喜んでくれることが多いです。
マルシーズの販売
マルシーズは、ブリーダーさんから購入するのが一般的です。
価格は15万円前後となっています。
ブリーダーさんによっては、ショップよりも仲介を介さない分、比較的安く購入できることもあります。
マルシーズの値段は、マルシーズの両目の周りに「ぶち模様がある子」だと人気が高く・値段が高め。
マルシーズは、良心的なブリーダーさんから購入して「しつけなどのアフターフォロー」も受けれると良いですね。
マルシーズのしつけ
※画像はシーズー
マルシーズは小型犬のミックスで、少し神経質なところがあります。
普段は、穏やかで飼いやすいワンちゃんですが、時には無駄吠えで苦労することも。
そんなマルシーズは、頑固でマイペースなところがあるので厳しくしつけずに(いい部分を)褒めてしつけましょう。
マルシーズは「小さい頃からいろいろな子と触れ合って社交性を築きながら、一貫性のあるしつけ」で訓練。
マルシーズのしつけでは「可愛いから」「厳しくしつけてはいけないから」と、甘やかし過ぎないように気を付けましょう。
マルシーズのケア
マルシーズは、長いウェーブ被毛でシルクのような美しさがあります。
被毛カラーは、シーズーの「ホワイト」「ホワイト&ブラック」「ホワイト&タン」などが多いようです。
マルシーズは「抜け毛が少ないワンちゃん」ですが、毎日ブラッシングをして毛玉も予防。
シャンプーは3週間に1回、トリミングは1~2ヶ月を目安にケア。
あとは定期的な耳掃除も必要です。耳掃除を怠ると、耳垢などから細菌感染して外耳炎になることもあります。耳のケアも怠らないようにしましょう。
マルシーズのカット
マルシーズのカットの例には、以下のようなものがあります。
・顎ラインで丸くカットしたり、耳の長さで雰囲気が変わるまんまるお顔カット(テディベアカット)
・ぬいぐるみのようなマルシーズにもオススメのパピーカット
・お顔は丸く、耳の毛は短く・耳の形に合わせて三角にカットするサマーカット
あとは口周りを短くカットして、トップをリボンで結ぶトップノットもおすすめ!
マルシーズーがかかりやすい病気
出典:www.youtube.com
マルシーズがかかりやすい病気には、以下のようなものがあります。
・ホワイトシェイカードッグ症候群:小型のホワイトカラーの子に多い症状。全身の小刻みな震えなどがある。
・熱中症:短頭種(鼻が低い)なので、暑い空気がダイレクトに体に響く。
・膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう):後ろ足の膝の皿がずれる病気。小型犬に多い。
・脂漏症(しろうしょう):シーズーに多皮脂の症状。脂の分泌が多めで、お手入れを怠ると臭くなる。皮膚炎になる可能性も。
・僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう):高齢になると発症する遺伝的な心臓疾患。心臓にある僧帽弁という弁の機能が悪くなり、うまく血液を全身に送ることが出来ない。
症状に気付いたら…
ホワイトシェイカードッグ症候群は、ストレスで悪化。
すると威嚇するという本能的な反応が減り、けいれんや歩行困難を引き起こすこともあります。
あと、僧帽弁閉鎖不全症は「元気がない」「咳が出る」「散歩を嫌がる」ことなどからも気付くことが出来る病気です。
この病気は、悪化すると呼吸困難や肺水腫、失神、最悪の場合は突然死などもあり得ます。
これらの病気や症状に気付いたら、早めに動物病院を受診して治療。または病気の進行を遅らせて、ワンちゃんの健康的な生活を応援してあげましょう。
まとめ
マルシーズは、体は小さいこともあり守ってあげたくなる可愛さのワンちゃんです。
性格は「マルシーズーのしつけやすさ」と「シーズーの頑固さ」で、賢く・勇敢なワンちゃん。
でも、シーズーの頑固さが強く出ると「しつけが難しい」と感じることもあるでしょう。
そんな時は、しつけ教室で一緒にしつけを学んだり、ブリーダーさんに相談して解決!
マルシーズは、とても賢いワンちゃんなので、お座りやお手、おかわりなどもすぐ覚えてくれますよ!