スコティッシュフォールドを飼いたい暮らしたい:販売価格や里親募集情報
猫ブームの火付け役の一役を担ったスコティッシュフォールド
丸い頭にちょこんと乗った垂れた小さな耳が特徴で、その愛らしい姿にメロメロになる人も多いようです。
前から見た姿だけでなく、後ろ姿もなんだかファニー。
誉められて得意気な顔をしても、イマイチ凛々しくない。
そんな、愛さずにいられない猫がスコティッシュフォールドです。
スコティッシュフォールドの値段
スコティッシュフォールドの値段は、購入する場所に相場が違ってきます。スコティッシュフォールドを飼うとしたら大きく分けて3つの選択肢があります。ペッショップで購入、スコティッシュフォールドのブリーダーから購入、スコティッシュフォールドの里親になる、です。
それぞれのメリットデメリットはあります。
ペットショップで購入する場合
スコティッシュフォールドの気になるお値段はペットショップで購入する場合15万円~30万円程度の値段です。
チャンピオンの血統だと35万円前後で売られている子猫もいます。
これらの値段は「耳の折れ具合」や「性別」「月齢」などによって少しずつ変化します。
一番のポイントは耳の折れ具合ですが、性別的にはオスより体格の小ぶりなメスの方が人気があり高額です。また月齢が若く子猫であるほど高額となっています。
また短毛種と長毛種で価格が違うという説もありますが、実際には大きな違いは見られません。
ブリーダーから購入する場合
ブリーダーから購入する場合はペットショップよりは若干安く10万円~20万円が平均的です。
中間業者がいないのでブリーダーからの直接購入の方が安いといわれますが、人気品種なので10万円を下回る事は少ないといわれます。
また珍しいタイプのスコティッシュフォールドの場合、価値が跳ね上がり40万円支度という高値で販売されている子もいます。
例えば、マンチカンとの交配種『スコマンチ』などは高値で取引されますし、さらに黒いスコマンチ、白いスコマンチなどは高額取引の対象になっています。
みんなのスコティッシュフォールド子猫ブリーダー
https://scottish-fold.koneko-breeder.com
珍しく超高額なスコティッシュフォールド『キャリコ』
スコティッシュフォールドの中でもオスのキャリコ(三毛猫)は希少価値が高く、これまでも数百万円以上で取引されることがありました。
元々、洋猫にはキャリコの柄を作るためのオレンジ毛の遺伝子を持った猫が少ないためキャリコ(三毛猫)が少ないという特徴もあります。
さらに三毛猫の中でもオスは珍しいので超希少と言われるのもうなずけます。ちなみにこのオスのキャリコは欧米では幸運を呼ぶ猫と呼ばれています。
スコティッシュフォールドの折れ耳について
スコティッシュフォールドの折れ耳の確率は1/3ほどで、人気と貴重さが価格の高騰につながっています。成長するにつれ折れ耳がピンっと立った立ち耳になるスコティッシュフォールドもいます。
折れ耳はスコティッシュフォールドの最も魅力的な部分ですが、実は体のデリケートさが現れたものでもあります。折れた耳は遺伝子の突然変異が原因で起こった骨の形成異常を表しています。
折れ耳遺伝子は、耳以外の骨や関節にも異常を引き起こす危険があり折れ耳のスコティッシュフォールドは遺伝性疾患にかかりやすいとも言われています。
そのためスコティッシュフォールドの交配は折れ耳と折れ耳を掛け合わせることは禁止されています。
しかし中には折れ耳の方が高額な値段で取引できるというだけで禁止されている折れ耳同士の交配を行うブリーダーもいます。
悪徳ブリーダーに注意
このような悪徳ブリーダーに引っかからないために、相場よりも驚くほど安い値段で販売されているような場合は早めに猫の健康診断を行ってもらったり、健康管理や飼育管理など飼育の環境を慎重に調べた方がいいでしょう。
飼育管理や血統を確認しながら信頼できるブリーダーさんから購入するようにしましょう。
キュートなスコティッシュフォールドの里親になる
ペットショップやブリーダーの中から気に入った猫を購入するという方法以外に里親サイトを使ってスコティッシュフォールドの里親になるという方法もあります。
里親制度とは飼い主の事情により飼えなくなってしまったり、保護された猫を新しい家族として迎え入れることです。
現在日本では年間28万頭もの犬や猫が殺処分されています。
やむを得ない事情でペットを手放さなければならなくなった飼い主が、どうにかして次の飼い主を見つけようとサイトを利用している場合もあります。こうした事情を持った猫を里親として家に迎え入れるのはいかがでしょう。
里親になるメリット
スコティッシュフォールドの場合、購入する場合10万から40万の費用が必要となります里親であれば譲渡費用やワクチン接種料以外はほとんど無料で飼うことが可能になります。
スコティッシュフォールドは性格が穏やかなので、人に慣れさえすれば、比較的早く新しい家でも順応する事が可能です。
またしつけ済みの場合も多く、環境にさえなれれば飼いやすいメリットもあります。
里親になるデメリット
一般的に子猫の場合はスコティッシュフォールドに限らず数が少なく競争率は高くなりがちです。この場合こまめなサイトチェックが求められます。
また里親になる条件というものを定めているサイトもあります。そのため一人暮らしだと難しい場合や留守がちだと断られてしまうようなこともあります。
これらの条件は猫に幸せになってもらいたいという思いからなので、交渉や熱意次第で変更になる場合もあります。遠慮なく相談してみましょう。
1匹でも多くの命を守る為にも、子猫を探す前に1度サイトを確認して頂きたいと思います。
里親トラブルに巻き込まれないために
中には里親募集でお金儲けを考えている悪質な人間もいます。前払いで金銭を要求されたり必要のない個人情報をしつこく聞いてきたりする場合は注意してください。
まず金銭を支払うことはせず個人情報は必要最低限のものだけ伝えるようにしましょう。
少しでも変だなと思う団体や個人とは関わりを持たないようにしましょう。
ペットのおうち
http://www.pet-home.jp/cats/cg_2014/
ジモティー
https://jmty.jp
ネコジルシ
https://www.neko-jirushi.com
まとめ
スコティッシュフォールドの値段は購入する場所で全然違いますし、種類によっても違います。希少なものになるとペットとしてはとても高額な買い物になります。
安く手に入るからと言って里親に簡単にはなれません。ちゃんと飼ってあげる責任が一番大切なのであります。
昨今のペットブームでペットを室内で飼う人が増えています。ペット産業も業績を伸ばしています。
その一方で、簡単にペットを捨ててしまう人も多く殺処分になってしまっている動物がいることからも目をそらすことはできません。
ノリや流行で飼うものではなく、飼った以上は死ぬまで責任もって大切に飼ってあげることが一番大切なのであります。そういう観点からも里親になる条件があるのは当然のことなのであります。