長毛のダブルコートで気品あふれるシェルティ。
トリミングを必要としない犬種ではあるものの、毎日のお手入れは大変!抜け毛が多くて困ってしまいますよね。
抜け毛を片付けやすくするにはどのようにしたら良いのでしょう。
ここではシェルティの抜け毛対策についてまとめます。
シェルティとは
シェットランド・シープドック(シェルティ)は、スコットランドより北のシェットランド諸島の牧羊犬として誕生しました。
現在のシェルティはラフ・コリーと改良されています。体高40cm・体重は6〜10kg程度の小型犬です。
性格はとても優しく、飼主さんに従順。
頭の良さでは、飼い主さんのしつけ力が試されそう。
飼育初心者には少し難しい犬種と言えそうです。※筆者は可愛がり過ぎて一貫したしつけが出来ませんでした。
シェルティの被毛
シェルティの毛色のタイプは大きく5種類あります。
・茶のセーブル
・ブラックのボディと濃いタン(茶)・マーキングのトライカラー
・大理石のようなシルバー・ブルーにブラックのブルーマール
・ブラックとホワイトのブラック&ホワイト
・黒とタン(茶)のブラック&タン
筆者の子は、一般的な茶のセーブルです。茶の毛並みが煌びやかで最高です!
シェルティの抜け毛
シェルティの被毛は、上毛と下毛のダブルコートなので抜け毛が多いとされています。
実際にも、毎日のブラッシングでは毎回一握り分の毛玉ができます。
シェルティの被毛といえば「密集したアンダーコート」と「硬い被毛のオーバーコート」でできていて、夏場は換毛期を経て風通しの良い被毛に生え変わります。
そのためトリミングは基本的に必要ないです。
むしろ思い切ったトリミングは、春と秋の換毛期に必要な被毛が生えてこなくなってしまう事もあります。カットのし過ぎには気を付けましょう。
シェルティの抜け毛対策
シェルティの抜け毛は、抜け落ちてからだと掃除が大変!
毎日の掃除を少しでも楽にするためには、定期的なブラッシングで抜け毛を取り除いておくことが大切です。
ブラッシングは、金属製ピンのスリッカーブラシ(または獣毛ブラシ)である程度とり除いたらおとしたら、あとはコームで整えて艶を出します。
コームは毛の流れを整える程度で大丈夫です。※普段のお手入れもピンブラシで毛の流れを整える程度でOK。
ブラッシングは週に2~3回行って、シェルティの健康も保てるようにしましょう。
シェルティの抜け毛対策「皮膚病」
ワンちゃんは汗をかきにくいです。
しかし全く汗をかかないわけではないので、抜け毛を落としておかないと風通しが悪くなり皮膚病になることもあります。
雨が降っても被毛は濡れて蒸れやすくなりますし、乾かしても風通しが悪いままではフケなども溜まりやすくなってしまいます。※細菌の繁殖やカビの影響も出てきます。
シェルティーの被毛は首から胸の飾り毛から脇の下、毛量が多いお尻やしっぽの毛を中心に丁寧にブラッシング。
特に脇の下や尻尾はやさしくブラッシングしてあげてくださいね。うちの子は首回りと脇の下に毛玉が出来やすかったです。
シェルティーの美しい被毛
シェルティの被毛はもつれやすく・毛玉ができやすいです。
雨の日やシャンプーの時には、被毛が濡れると縮れ毛のようになります。
時間はかかりますが、しっかり乾かすことで健康的な被毛に整えることができます。
定期的なブラッシングやドライヤーを怠ると被毛がフェルト布のように硬くなり、時間をかけてブラッシングしても直りません。
部分的にカットできればまだ良いのですが、根元まで絡まっている・広範囲に毛玉が出来ると柴犬のように短くカットしなければいけなくなることもあります。
こうなると前述の通り、生え変わりに悪影響を及ぼすことがあるの気を付けましょう。
シェルティの抜け毛対策「ブラッシング」
シェルティのブラッシングは強くとかずに、表面の被毛からやさしくといていきます。
それから徐々に根元の方までといていきましょう。※皮膚の上で強くとくと皮膚炎になることもあります。
敏感肌の子の場合は、肌の上を強くとかれることで痒みが出やすくなる子もいるので気を付けましょう。
ブラッシングは皮膚にはあたるかあたらないか程度で大丈夫です。
シェルティの抜け毛対策「ブラッシングに馴れさせる」
ワンちゃんは小さな頃からブラッシングに馴れさせておかないとブラッシングが嫌いになることもあります。
シェルティはブラッシングが嫌いでも暴れることは少ないと思いますが、子犬の頃から慣らしておいた方が無難です。
シェルティは皮膚疾患になりやすい犬種なので、ブラッシングは欠かせません。
シェルティの抜け毛対策「掃除編」
シェルティの抜け毛はカーペットの上だと毛が絡まって取りにくいです。
カーペットの上であればコロコロをかけて抜け毛を除去しましょう。
掃除を楽にしたいときには、滑るフローリングよりも「足腰に負担がかかりにくいコルクマット」がおすすめ。
コルクマットはアレルギー面にも配慮したものが良いですね。
個人的にはコルクマットにしたことでハウスダスト対策もできて良かったです。
シェルティの抜け毛対策「健康的な被毛」
出典:rakuten.ne.jp
シェルティーの被毛を健康的に保つためには、栄養のある食事に1日2回(朝・晩の涼しい時間)に30分程度の散歩で血行促進。
ストレスの少ない生活で血流トラブルを防ぎます。
散歩や遊びの際には、シェルティの頭が良さや好奇心旺盛なところにも配慮して毎日楽しめる散歩のルートや遊びがあると良いですね。
ボールやディスク遊びも大好きです。散歩中はリードや首輪だけきちんとして、周りの人に迷惑をかけないようにしましょう。
シェルティの抜け毛対策「被毛の質」
シェルティーの美しく、柔らかく被毛を保つためにはブラッシングで被毛・皮膚の状態をチェックしておくことも大切。
定期的な健康診断は欠かせませんし、散歩は愛犬の体調をみながらリードする必要があります。
食事は年齢に合わせてシニア用フードなどに切り替えます。
シェルティーはシニアになると心臓病のリスクや関節の痛みも出やすくなります。
ただ運動に関しては、良い気分転換になり脳の活性化や代謝アップにも繋がるので、愛犬に合わせて散歩や遊びの量を調節してみてくださいね。
まとめ
出典:plaza.rakuten.co.jp/
シェルティの抜け毛対策には、美しい被毛に保つことも大切です。
規則正しい生活の上で、定期的なブラッシングと衛生面での安全性も確保してあげます。
抜け毛対策には、生活の質を整えながら被毛の状態のチェックと掃除を欠かさないようにする必要がありそうです。