コーギーは毛の生え変わりが比較的早い種です。
掃除の時には抜け毛の量にびっくりすることもあるでしょう。
掃除で苦労しない為にも日々のブラッシングは怠らないようにしましょう。
コーギーのダブルコート
コーギー(ウェルシュ・コーギー)はイギリスの寒冷地原産の為、ダブルコートと呼ばれる毛質を持っています。
被毛は上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の二重構造で寒さから身を守るのです。
上毛は比較的硬く、下毛は柔らかい毛でできています。
体温管理・体調管理にも役立つものです。
コーギーの抜け毛とブラッシング
コーギーの抜け毛は、部屋の片隅に溜まりやすいです。
コーギーの兄弟・家族がいると抜け毛の量も増えていきます。
またコーギーの毛は「人の髪の毛のように1本1本落ちている」わけでは無く、「塊になって落ちている」ことが多いです。
そのまま「抜け毛の塊」を放置しておけばニオイやカビを作ることにもなります。
清潔な空間で過ごすためにもブラッシングは大切です。
コーギーの抜け毛が「付きやすい場所」
カーペットや車のシートには毛がまとわり付いてなかなかとれません。
抜け毛の量が多くなると掃除の時にも大変な思いをします。
それを防ぐためにもコーギーはキャリー(クレート・ハウス)に入れた上で乗せましょう。
車のシートの抜け毛に関しては、カバーを付けておくだけで簡単に防ぐことができます。※ペット臭や汚れも防ぐことができます。
コーギーを守る「キャリー」
犬全体に言えることですが、車の移動では重力に耐え切れず、カーブがくるたびに左右に揺れて可哀そうになりますよね。
そんなときにもキャリーはおすすめです。コーギーの安全を守ることもできます。
小さなお子さんが車に乗っているときも安心です。
怯え・警戒心からくる「吠え」を抑えることにも役立ちます。
お洋服で「コーギーの抜け毛」を防ぐ
出典:amazon.co.jp
真昼の時間帯や夏の暑い時期には熱中症のリスクがあるものの、涼しいときのお洋服は抜け毛を防ぐことができます。※汚れも軽減できます。
服装を変えると、コーギーと新鮮な気持ちで遊びを楽しむこともできるでしょう。
撫でると「手に絡む抜け毛」も防ぐことができます。
コーギーの「ブラッシングの頻度」
コーギーには毎日のようにブラッシングをしてあげる必要があります。
遊びの前後や車に乗り降りする際にも軽くブラッシングします。
ピロコームで不必要な毛と汚れを取り除けるようにしましょう。
大人しいコーギーになると、直接掃除機で抜け毛を取らせてくれる子もいます。※このとき掃除機の強さには注意しましょう。
顔の部分は避けて掃除機をかけて、お腹や背中を中心に「弱」の強さで除去しましょう。
コーギーにも最適「ピロコーム」とは
出典:amazon.co.jp
ピロコームとは、コームの先端を丸くして抜け毛を書きやすくした形をしています。
スリッカーのようにクシの目が細かくない為、不必要な毛のみを除去することができます。
スリッカーはシャンプーの前後や、抜け毛が多い「換毛期」に使用すると良いでしょう。
ブラッシングの際には、皮膚を傷付けないように優しくブラッシングしてあげましょう。※強くブラッシングすると炎症を起こしたり、皮膚病になることがあります。
「換毛期」のコーギーの抜け毛
換毛期は春と秋の2回あります。換毛期になると「わたあめかな?」と思うくらい抜け毛がひどいです。
多毛種のペット(コーギー)にはスリッカーでブラッシングをしてあげましょう!
※スリッカーを「普段使い用」にすると、抜かなくて良い毛もごっそり抜いていることが多いです。切れ毛の原因にもなるので注意しましょう。
コーギーにもおすすめ「ファーミネーター」
コーギーは「抜け毛の量」が多いため、取れた抜け毛を「クシから取り除く」のに一苦労することも多いでしょう。
そんなときには長毛種におすすめの「ファーミネーター」です。
スリッカーブラシの「柄にあるレバーを押すだけ」で「抜け毛だけを取り除く」ことができます。
「バリカン」のような音を立てて、飼主さんは普通にブラッシングをするだけでOKです。
「抜け毛の90%を除去できる」ともいわれています。
コーギーにも使用できる「柔毛ブラシ」
柔毛ブラシはコーギーにもおすすめです。
ピロコームと併せて使うと良いでしょう。
ブラッシング効果で血流を良くし、静電気防止の柔毛ブラシで汚れの付着も予防します。
通気性が良くなることで皮膚病も予防して、毎日のお手入れにも艶が出て最適です。
※濡れたままだと摩擦で静電気が発生しやすくなるので注意しましょう
長毛種(コーギー)のブラッシング方法
スリッカーブラシを使うときには、いきなり根本からすくのではなく「毛の先」からすいていきます。
手足の毛のお手入れでは、手足を横に広げるようなことはしないでください。
毛玉ができていたら手である程度揉みほぐしましょう。それからブラシで整えます。
ブラッシングを怠ると大きな毛玉ができて汚れが溜まりやすくなったり皮膚病になることもあります。
「手でも揉みほぐせないような毛玉」になるとカットしなければならなくなるので注意しましょう。
コーギーの「サマーカット」とは
サマーカットとは頭の一部の毛を残したまま、顔以外の被毛を短くカットすることです。
トリマーさんによっても印象は異なりますが、比較的短くされてしまう事が多いです。
ある程度の毛量は残してもらうと、おしりの丸さが強調尾されて愛らしい印象になります。
被毛は暑いときに身を守る役割も持っているため「毛を短くすれば良い」という物でもありません。
皮膚を守る役割が少なくなると熱中症のリスクも増えるので注意しましょう。
さいごに
毎日の掃除を軽減させるためにも「ブラッシング」は大切だと分かりました。
コーギーの健康では、厚い被毛に覆われていることで体力が消耗されやすくなります。
その上皮膚病や熱中症のリスクも出てくるので、夏はある程度カットしてもらった方が良いでしょう。
※カットをすることで「毛質・毛並みが変わることがある」ことも理解しておきましょう。
毎日ブラッシングはマッサージ(血行の促進)・皮膚病の予防・スキンシップも兼ねて、楽しみながらできると良いですね。