子犬の頃は、幼さもプラスされて一段と可愛いコーギー。
その純粋で活発な様子は、飼い主さんだけではなく全ての人に元気を与えてくれます。
子犬のコーギー
コーギーは基本的に明るい性格です。
小さな頃は特に親犬や飼主さんと遊びたい年頃になります。子犬の頃から辺り構わず元気に走り回り、活発に活動できます。
ある程度大きくなって親犬から離れてきたら、飼い主さんもたくさん可愛がってあげましょう。
コーギーが元気な成犬になるための愛情を沢山そそいで犬の社会化も覚えさせましょう。
子犬のコーギー「愛情表現も豊か」
コーギーは勇敢でアクティブな一面もあり、好奇心も旺盛で頭も良い犬種です。いたずらを楽しむことももあります。
テリトリー意識の強さでは、大好きな飼主さんを守ろうと来客に対しても攻撃的になることがあります。
元々、牧羊犬であった歴史からも攻撃的な性格で、悪ぎなく飼主さんの手をガブッと噛んでしまうことも。
仔犬の頃からしっかりとしつけて、飼い主さんの方が立場が上だと理解してもらい、甘噛みの強さは親犬や兄弟犬、飼主さんとの遊びの中で覚えさせましょう。
子犬のコーギー「いつから関わるか」
子犬のコーギーとは、具体的にはいつから関わっていけば良いのか。
それは生後4週からの子犬の社会化期からが一般的です。
生後3ヶ月までは、人間の赤ちゃんのように大切に関わってあげましょう。
外で他の犬や人と会っても上手く付き合えるように安心感も覚えさせます。
子犬のコーギー「散歩開始の目安」
2回目のワクチン接種が終わったらお散歩を始める準備が整ってきます。
獣医師さんやブリーダー・ペットショップの方から散歩の承諾を貰ってもOk。
ワクチン接種から5日ほど経過して体内に抗体ができ、副作用の心配も無くなったらリードに慣れることから始めましょう。
15週を過ぎるとワクチンの効果が出るとも言われています。
※獣医師さん等によっては3回目のワクチン接種後からのお散歩デビューを推奨されることもあります。
子犬のコーギー「家の中の探検」
家の中でのお散歩から、リードにも抵抗が無くなったら安全な場所からお散歩デビュー!
まずは抱っこでお外を見学。実際のお散歩は5分程度から始めると良いでしょう。
他の犬や人と会う時間を控えさせて、時間も寒暖の厳しくない様々な時間帯で徐々に外と散歩に慣れさせます。
生後6ヶ月までは飼主さんが散歩の量を調節してあげましょう。
子犬のコーギー「散歩」
生後6カ月を過ぎて散歩に慣れてきたら、コーギーの散歩は朝晩の2回で、1回30分~1時間を要します。
まとまった時間がとれた時や週末には、運動量が多いコーギーとたくさん遊んであげましょう。
飼主さんが疲れているときにはフリスビーやボール遊びでストレスを発散するのも良いですね。
ドッグランで思い切り走らせるのも犬のストレス発散に繋がるのでおすすめです。
子犬のコーギー「睡眠」
子犬は1日に合計20時間の睡眠をとります。
その為、寝ている間はいくら可愛くても起こさないようにしましょう。
子犬はコーギスタイルと呼ばれる仰向けスタイルで寝ることがあります。
死んだように見えて不安になる飼主さんもいますが、安心して寝ているだけなので安心してくださいね。
※大きないびきや呼吸のリズムの乱れ等、気にならなければ大丈夫です。
子犬のコーギー「離乳食」
子犬は生後約3週間からが食事開始になります。
乳歯が生えてきたら離乳食を与え始めましょう。
栄養の豊富な子犬用フードを子犬用のミルクや人肌のお湯でふやかして与えます。ドライフード(子犬・パピー用)は栄養バランスも良いのでおすすめです。
初日の食べる量も見ながら1回分の量を半分にして1日3回を目安に与えます。
次の日からは1日の食事量を3回に分けて与えましょう。
※消化器系が弱い子になると、食事の量を減らして回数を増やすこともあります。
子犬のコーギー「ドライフード」
ドライフードはそのまま与えますが、子犬に合わせて多少ふやかしても良いでしょう。
コーギーは食欲旺盛なので必要以上に与えると肥満になりやすいです。
こうなると椎間板ヘルニアへの影響も出てくるので注意しましょう。
※ミルクは、人用のミルクを与えると下痢になるので与えないようにします。
生後2~3ヶ月になると乳歯が生え揃うので、成犬用のペレットをふやかしたものを与えて、そのままの餌に慣れさせます。
子犬のコーギー「トイレ」
子犬のうちからしつけるものにはトイレがあります。
家の中が安心できる環境だと分かってもらえたら、トイレシートやクレートでトイレの場所を覚えてもらいます。
失敗しても怒らずに、できたときにはたくさん褒めて成功体験を増やしていきましょう!
子犬のコーギー「しっぽ」
コーギーのお尻と言えば「こんがり焼いた食パン」のようなこげ茶に短いしっぽが可愛いですよね。
しかしコーギーしっぽは元々短いわけでは無く、コーギーのスタンダードで短くしっぽに規定されているので人工的に短くされているのです。
つまり生後3日以内にはしっぽが切られています。
《スタンダードの規定の理由》
・羊や牛追いでしっぽを踏まれて死なないようにするため
・キツネと間違われて撃たれることを避けるため
・以前はしっぽがあると課税の対象になっていたから。
・単純に可愛がられやすくする為(デザインの問題)
コーギー「しっぽの切断」
コーギーの子犬のしっぽの切断では、麻酔もかけられないので激しい痛みを伴います。
その子によっては痛みに耐えきれず死んでしまうこともありますし、しつけても攻撃的で情緒も安定しない子になることもあります。
その為、最近では元々しっぽが無い種をメジャーにしようとする試みもあります。
自宅で生まれた場合は、しっぽがあるコーギーのありのままの姿で可愛がってあげてください。
まとめ
コーギーの子犬は、「ペットショップ等で飼った」のか「自分の家で生まれた」のかによっても注意する点は異なってきます。
ペットショップ等から来た子に関しては、まずは家の中が安心できる場所だと分かってもらうことから始めましょう。
食事も今までのものを引き継いで、徐々に成犬用の食事に切り替えていきます。
自分の家で生まれたコーギーの子犬に関しても、無理に親犬から引き離さず、掃除の量も調整して親犬・子犬共に安心できる場所を作ってあげましょう。