とても賢く、飼い主さんに従順なシェルティ。
シャンプーでは、長毛ゆえに飼主さんのお手入れも大変です。
そこで今回はシェルティの洗い方をご紹介します。
シェルティとトリミング
シェルティはトリミングを必要としない犬種です。
上毛と下毛のダブルコートで風を取り込みやすくして体温の上昇を防ぐ役割もあります。
そのため切り過ぎてしまうと体調を崩したり、カットした部分の毛が生にくくなる、まばらに生えることがあるので気を付けましょう。
しかし夏場は暑そうなので少しカットしてあげても良いと思います。
トリミングは一緒にシャンプーしてくれることがほとんどなので助かりますよね。
シェルティ「おすすめのトリミング」
筆者のおすすめは「(あまり切りすぎない)バリカンカットでお尻周りを丸く見せるスタイル」と「(顔周りの毛の長さを全体よりも長く残す)ライオンカット」です。
お腹や足の毛、お尻周りに関しては、散歩や排泄の時に汚れやすくなります。
気になる場合は部分的なトリミングで快適に過ごせるように整えてあげましょう。
シェルティーの洗い方「ブラッシング編」
シェルティーは長毛なので「抜け毛や毛束・毛玉は比較的多い犬種」だと思います。
ただ毎日ブラッシングをしてあげると、あまり目立たなくなります。
首輪周りは汗で毛玉ができやすいので2〜3日に1回はブラッシングしてあげると良いですね。
毛玉ができると毛玉部分をまるごとカットしなければいけなくなります。普段から愛犬とのふれあいタイムに一緒にブラッシングをしてあげると良さそうです。
シャンプー前は普段よりもしっかりとブラッシングをして洗いやすいように整えましょう。ブラッシングは汚れも除去してくれるので大切です。
シェルティーの洗い方「トリートメント」
出典:blog.goo.ne.jp
シェルティの毛質にはサラサラしている子としっとりしている子がいます。
うちの子はサラサラ毛質寄りの子で、こういった毛質の子は毛玉が出来やすいとされています。
同じ様にサラサラ毛並のシェルティにはスプレータイプの犬用トリートメントを使ってブラッシングしても良さそうです。
スプレータイプは、皮膚のうるおいも整えられるトリートメントを使うと良いでしょう。
シェルティーの洗い方「肛門絞り」
シェルティのシャンプーの回数は、免疫力の低下(皮膚炎)を防ぐために月1回程度が望ましいとされています。
においが気になる子は、シャンプーの前に肛門絞りをしているか確認しましょう。
※肛門絞り:肛門の左右にある膨らみにはニオイの強い分泌物が入っています。
分泌液は、肛門の左右を指で挟んで膨らんでいるときには溜まっています。そのまま肛門の方に押し出してあげましょう。
シェルティの洗い方「シャンプーの回数」
お湯の温度はぬるま湯がおすすめ。
シェルティは足元から洗って心臓に負担をかけないようにします。
シャンプーの回数は2回シャンプー2回リンスで外側と内側の汚れを除去。リンスは1回だけだと、上毛・下毛の量が多くて効果が十分に得られません。
シャンプーは2回洗って体の油分を除去し過ぎた分、2回のトリートメントできちんと補修してあげましょう。
リンスは普段のブラッシングしやすさにも繋がるので大切です。
出典:youtube.com
シェルティの洗い方「希釈したシャンプー」
基本的に、長毛の犬種は内側の汚れを取るまで時間がかかります。
シェルティの被毛も水をはじきやすい毛並みをしていて、毛の根本まで洗うのは大変です。
特に1回目のシャンプーは「どれだけの量が必要なんだ」と思うくらいシャンプーを使います。
洗いにくい場合は「ぬるま湯で希釈したシャンプー」で洗ってあげても良さそうです。
シェルティの洗い方「バスタオルを用意」
シャンプーは市販の物や動物病院で出してもらったシャンプーを使用。
うちではリンスインシャンプーを使用していましたが、リンス感はあまりありませんでした。
シャンプー前には予めタオルを用意しておくと、愛犬が長い間寒い思いをしなくて済みますよ。中型だとタオルは2枚以上あると良いですね。
シェルティの洗い方「乾かし方」
洗っている最中は、目や耳に水が入らないように気を付けましょう。
タオルドライの時には、ごしごし拭かずに包み込むように吸水。
タオルドライの摩擦や静電気でも毛のうるおいが無くなって毛玉が出来やすくなるので気を付けましょう。
ドライヤーは顔に直接当てないよう、角度に気を付けてください。
シェルティの洗い方「乾かし方の一例」
出典:blogs.yahoo.co.jp/
うちではタオルドライでしっかり水気を取った後、抱っこして乾かしていました。
ドライヤーの後は私がずぶぬれになていますが、抱っこしてあげると歩き回らずに大人しくしていてくれます。
乾かすときにはドライヤーとシェルティの身体の間に自分の手を置いて、風が熱くないか確認しながら乾かしていました。
十分に乾かしきったら、普段よくいる場所に行って逆ニオイ付けのような行動をします。普段のニオイも付けていたいのでしょうかね。
「せっかく洗ったのに」という気持ちになりますが、こればかりはしょうがないですね。
シェルティの洗い方「必要な時間」
シェルティの長毛のダブルコートは、短毛やシングルコートの犬種に比べてシャンプーが大変です。
ブラッシングから肛門絞り、シャンプー・リンス、タオルドライ・ドライヤーで1時間程かかります。
特に時間がかかるのは「ドライヤー」です。中途半端に乾かせば毛質のうるおい不足に関わってくるので丁寧に乾かします。
でも乾かしても乾かしても根本が乾かないので本当に大変!
それでもしシャンプーのときには、普段とは違う甘え方をしてくれるので良いんですけどね。
まとめ
シェルティのシャンプーは、他の犬種と比べても洗い方が多変な方だと思います。
しかし手順さえ慣れてしまえばお手の物!むしろシャンプーの時間が好きになりましたね。
相変わらず時間はかかるけど、普段よりも甘えん坊になる等「シャンプーの時の愛犬の一面」も可愛がってあげてみてくださいね。