ユニークな表情で癒し系のパグ。
人気の犬種というと「お値段も高くなる傾向」がありますよね。
では人気のパグのお値段は、どのくらいになるのでしょう。
ここではパグの値段の違いと相場、血統書やブリーダーについてまとめます。
パグ「値段の違い」
パグの値段は「親犬や年齢、(愛嬌や筋肉質などの)見た目の良さ、血統書付きかどうか、販売店はどこか」によってお値段が変わってきます。
あとは親犬・子犬の飼育環境、与えているフード、設備のグレードなど。
見た目は、見ただけでパグだと分かるような「規定の通りの見た目」かどうか。
それにプラスして、どのくらい魅力的な顔立ちや体格、毛色をしているかが重要。
あとは生後40日程度の子犬は一番高く、その後ゆっくり値段が下がっていくことが多いようです。
パグの相場
気になるパグの相場は、ペットショップ等であれば20万円くらい。
ではブリーダーさんから購入すると高くつくかというと、そういうわけでもありません。
もちろん販売元によっては高くなることもありますが、逆に安く購入できることもあります。
相場よりも高くなるケースは「親犬が何等かの受賞歴を持っている」「そのようなチャンピオン犬のブリーダーさんにお願いする場合」など。
パグを選ぶときには、値段や見た目、受賞歴の有無もいいですが、最終的には「健康的」で「飼主さんと相性の良いワンちゃん」を迎えられると良いですね。
できればショップ店員さんやブリーダーさんも、誠実且つ(飼主さんとも)相性の良い人だと良いと思います。
パグの血統書
ペットショップや様々なブリーダーさんの元でパグちゃんを見ると、個体差はあるものの、一瞬でパグだと分かりますよね。
「ブリーディングに携わっている方」は、あまり個体差が出過ぎず「規定通りの見た目の子」が生まれるように交配させる必要があります。
つまりブリーディングに携わっている方は「パグの血筋がきちんと保証されているワンちゃん」を迎えなければいけないので、血統書が必要。
あとは「ドッグショーなどに一緒に出たい!」と思っている方も、(お金がかかりますが)血統書を発行してもらいましょう。
パグを購入する時、血統書が「発行済み」でない場合は、有料で発行してもらうことができますよ。
パグの見た目
パグの見た目は、大きくてまん丸のお目めと、「ボタンイアー」と「ローズイアー」などの柔らかい垂れ耳。
※ボタンイヤー:耳の途中から折れている耳。
※ローズイアー:折れた耳が、横や後方に向いている耳。
体型はスクエア型で、がっちりとした骨格であること。
頭は大きく、足は太くて真っすぐ。しっぽは「根元が太くて巻きの良いしっぽだと良い」と考えられています。
パグの毛色
パグの毛色には「フォーン(薄い茶色)」「ブラック」「シルバー」「アプリコット(杏色(あんずいろ)」のカラーが認められています。
一般的なカラーとされるフォーンカラーのパグと、黒が際立つブラック、灰色に近いカラーのシルバーのパグ、オレンジが強いアプリコット。
前は主流だったアプリコットのパグちゃんも、最近はレアカラーの子となりつつあります。
被毛は、艶やかさがあると尚良し。
パグの特徴、マズルや耳、サムマーク(足の斑)やトレース(背すじのライン)などは「黒がハッキリでている子ほど毛色が良い」とされています。
パグの飼う費用
パグの飼う費用は、まず「購入後」の畜犬登録3000円。※登録には、狂犬病予防注射済み証明書も必要。
それから「生後90日後のパピーの時」と、その後「年1回」の狂犬病予防注射(1回3,500円)。
母犬から引き離されて、免疫力が落ちてくるワンちゃんへの混合ワクチン接種(1回6,000~8,000円程度)。
※ワクチンは「生後50日頃」と「80~90日頃」、その後は「年1回」必要。
あとは「年1回程度」の健康診断が3,000円~で、フィラリア予防薬は(「夏の時期に毎月1回」で)計10,000円程度必要です。
パグの初期費用
パグの初期費用には、以下のようなものがあります。
・ケージ:5000~1万円
※必要に応じて(8畳分の場合)ペット用ワックスや滑りにくいコルクマット:1万円
・首輪やハーネス、リード:各1000円前後
・トイレトレー:3000円前後
※トイレシート:(100枚入り)1500円前後
・(ステンレス製や陶器製がオススメ)食器やボトル:各1000円前後
・シャンプー&リンス、ブラシ:各500~1000円前後
あとはパグの被毛は、ダブルコートとはいえ短毛なので「冬には防寒対策の服」も必要。
それからストレス発散用のおもちゃなどもあると良いですね。
パグの生涯費用
パグを飼育するときの生涯費用は、どのくらいになるのでしょう。
まずパグの「購入費用」を20万円として、前述の「初期費用」は3~5万。
あとは毎日の「餌代」と「消耗品」、定期的にかかる「医療費」で年間15万円。
個体差にもよりますが14年生きるとすると、15×14で計235万程度かかることになります。
あとはパグがかかりやすい病気なども考慮して「ペット保険」に加入しておくのも一案です。
パグのブリーダー
パグは見た目の可愛さはもちろんですが、しつけがしやすいパグの中でも「しつけやすいワンちゃん」を迎えたいところ。
パグの飼育で、不安のない方はペットショップで購入しても問題ありません。
でも「サラブレッド犬」や「好みの見た目」「しつけがしやすいパグ」となると、ブリーダーさんから購入した方が確実です。
販売店にもよりますが、ブリーダーさんからの購入の方がアフターフォローもしっかりしています
パグの飼育初心者の方は、できればブリーダーさんの元で購入して「しつけの悩み」もクリアできると良いですね。
まとめ
パグの費用も「購入場所によって差が出る」ことが分かりました。
パグは、毎日のお手入れも欠かせないワンちゃんなので、皮膚疾患などにも罹ることがないようケアを怠らないようにしましょう。
必要なケアは「食事の後の食べかすの処理」「(夏なら月2回・冬なら月1回の)シャンプー」、「爪切り」「足裏のムダ毛カット」など。
湿気が溜まりやすい耳も、定期的に「汚れていないか」確認。
愛犬パグちゃんの飼育も、健康的な生活で「不要な医療費」はかからないようにしたいですね。