毛がふわふわしていて愛らしいチンチラ。げっ歯類でネズミの一種とされています。
うさぎやモルモット、ハムスターの飼育と似ている点も多いものの、お風呂は砂で洗い流すという行動も魅力です!
チンチラとは
ハムスターと同様に、小さくて可愛らしいチンチラ。
性格は人懐っこいものの、警戒心が強く臆病な一面もあります。
体調は25~35cm程度でメスのほうが若干大きいようです。体重は400~700g程といわれています。
寿命は5~20年と幅があり、最長では27年生きる子もいるようです!大切に育てて長生きさせてあげたいですね。
チンチラは夜行性の動物です。そして規則正しい生活を好みます。
ケースはできるだけ広い環境を作り、小物や容器等もごちゃごちゃ置かないようにしましょう。
適宜ステップも付けて走り回れる空間を作ったら、ストレス発散用の回し車も用意します。
お風呂用の砂場も、お風呂の時間以外は取り出しておきましょう。トイレにされてしまうことも多いです。
チンチラのケージは、ハムスター用のケージの下にケースが付属したタイプを使用します。
チンチラは基本的にトイレをしつけることができません。そのためうんちやおしっこは足場の下に落とすというものです。
これらはうさぎやモルモットのケージと同様に処理し、比較的小さなモルモットの排泄物に関してはペットシーツを敷いておくことで手軽に掃除ができます。
うんちをした時には、ケースのシーツを新しいものに交換してにおいも防ぎましょう。
チンチラは「げっ歯類」の生き物で、生きている間ずっと歯が伸び続けます。
しかし歯が伸び続けると食事がうまく食べられなくなったり、不正咬合(ふせいこうごう)等の様々な病気になって最悪の場合は死に至ることもあります。
※不正咬合(ふせいこうごう)とはかみ合わせが悪いことをいいます。
そうならないためにもチンチラは、毎日牧草やかじり木、ペレット(餌)を食べ・かじることで歯を削りメンテナンスするのです。
かじり木は防腐剤が使用されていない「桑の木」がおすすめされています。
ペットといえば、免疫力も低下させないために「何日おきにシャンプーするか」が気になるところですよね。
多くのペットが〇日置きにシャンプーするのに対して、チンチラは皮脂腺から「ラノリン」という脂質物を出します。
この脂質物は、毛にツヤや体温を保持する役目を果たしています。一方で脂質物は、ほこりを付着させる原因になることも、、。
そこでシャンプーと同様の効果があるのが「チンチラサンド(チンチラダスト)」です!!
毎日の砂遊びは、ただ遊んでいるわけでは無かったのですね。砂が脂質物と汚れを綺麗に落としてくれます。
チンチラも牧草のアルファルファとチモシーを与える必要があります。栄養面が大切なチンチラには、栄養満点のアルファルファを毎日与えましょう。
繊維質が高く消化機能を高めるチモシーは、成長に合わせて使用したり、下痢等の体調が安定していないときにおすすめです。
牧草は袋詰めやキューブタイプを使用して、生草は与えないようにします。牧草に汚れやカビが生えているときには、新鮮なものと取り替えるようにしましょう。
チンチラには、噛み石と呼ばれるチンチラストーンを与えるのも良いでしょう。
歯が伸びすぎるのを防いで、おまけに栄養不足を補う効果があります。妊娠中や食欲不振の時期にも最適です。
フードはチンチラ専用フードで体質に合ったものを与えます。
ウサギ用やハムスター用のペレットも肥満の原因や肝臓に悪影響を与えることがあるので、セレニウムという添加配合が低いフード規定量与えるようにしましょう。
チンチラの健康の為には、豊富なビタミンとミネラル、カルシウムが必要です。これらは綺麗な被毛を保つためにも欠かせません。
そしてビタミンAは被毛の他に、眼や皮膚、性殖器の健康にも関係しています。ビタミンAが足りないことで涙目になったり、毛並みはごわごわ、流産になることもあります。
またビタミンDやカルシウム、リンは、骨や歯の石灰化に重要な役割を果たしています。妊娠中・授乳中には特に不足しないようにします。
ペットを飼う上で気になるのがペットのダニ!!
しかしチンチラはふわふわしているのにダニの影響がほとんどないそう!驚きですよね。
実はチンチラの柔らかくて光沢があえう被毛は、毛穴から50~100本も生えているのです。これによりダニが入りにくくなっているのですね。
これまでチンチラの毛がいかにふわふわで上質かを述べましたが、逆に毛がへなっていたりツヤがなく、手触りもごわごわだったりすると栄養不足・病気が考えられます。
さらに抜け毛が激しい・ハゲができてしまっているようなことがあれば、ストレスが溜まっている証拠です。
チンチラにとって砂浴びはとても大切な行動です。砂浴びがきちんとできないことで毛づくろいで毛玉を飲み込み「毛球症」になることもあります。
「毛球症」では食欲低下・嘔吐の症状がみられます。動物病院で診察してもらいましょう。
チンチラは小さくて声も滅多に出さないためアパートでの飼育も影響はなさそうです。
アンデス山脈に生息しているだけあって暑い場所は苦手。夏場は17〜21℃に保ち、25度を超えるような環境で熱中症にならないように注意します。
そしてチンチラは運動能力も抜群!!気が付いたら1メートルもジャンプしてびっくりするかも。
ペットがストレスによる免疫力の低下や白癬菌のカビで皮膚病になることをいいます。
このときペットは、映え代わりの時期でもないのに毛がたくさん抜けたりフケ、湿疹のようながでることも!
そしてその影響は飼主さんにもあらわれます。人に感染すると10円禿が出来たりするそう。掃除をきちんとしていても、何らかのストレスや(気が付きにくい)砂場の汚れが
チンチラは毎日5分程で体を洗い流します。砂場は入れっぱなしではなく、30分から1時間程度と時間を決めて砂場を入れてあげると良いでしょう。
さいごに
チンチラはハムスターと同様に、砂場で体を洗う大切さが分かりました。
餌も、成長に合わせて細かに変えて、水も常に新鮮な物を与えます。できればペットボトルに汲んで1日おき、カルキが抜けたものを使用するようにしましょう。