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ヒョウモントカゲモドキの飼育:「餌」と「脱皮」の際は見守ること

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太い尻尾が魅力のヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキは、レオパ(レオパードゲッコー)の愛称でも親しまれているトカゲモドキです。

ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキは、どのように飼育すると良いのでしょう。

ヒョウモントカゲモドキ「大きさと寿命」

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インド北西部から中央アジア、西アジア、パキスタンやアフガニスタンといった荒野平原砂礫(されき)地帯に生息するヒョウモントカゲモドキ。

大きさは全長20cm〜25cm程度と比較的大型。

体重はオスだと65~80g、メスは55~70g程度となっています。

寿命は約10年ほど生きてくれますよ。

ヒョウモントカゲモドキは夜行性で、日中は暗く・狭い穴に隠れて生活します。

ヒョウモントカゲモドキの餌

ヒョウモントカゲモドキの餌には、以下のようなものがあります。

・ミミズ(ペットショップで購入)
※畑などで捕獲したミミズは寄生虫の影響も考えられます。
・ミルワーム(ゴミムシダマシ類の幼虫)
・コオロギ(タホシコオロギ、ヨーロッパイエコオロギなど)
・ピンクマウス(産卵期のメスにおすすめ)
ディビュア(ゴキブリの仲間)

これらは生餌から乾燥・冷凍したものもありますよ。

ヒョウモントカゲモドキの人口餌

ヒョウモントカゲモドキ

どうしてもグロテスクな食事シーンが苦手な人は、人口餌を使うのもオススメ!

ヒョウモントカゲモドキには、専用の人口餌も与えて健康的な食生活をサポート。

殻が堅い乾燥イエコオロギなどは、副食として与えると良いですね。

乾燥イエコオロギは消化も良くないものの、餌同士の共食いによる餌切れ・水切れの心配もありません。

餌昆虫として万能な人口餌は、ヒョウモントカゲモドキの好き・嫌いも考慮して「与えるかどうか」考えるのもいかがでしょうか。

ヒョウモントカゲモドキの餌の量

ヒョウモントカゲモドキに与える餌の頻度は、~生後3か月までは1日1回。

餌の量はミルワーム(小)で5~10匹、コオロギなら2~5匹程度与えましょう。

成長期には生き餌を適度に与えて、高栄養価の食事成長をサポート!

生後3か月を過ぎたら、餌を食べさせない日を作り様子を見ます。

ヒョウモントカゲモドキは約半年ほどで大人になるので、それまでには週2~3回の餌の頻度に出来ると良いですね。

ヒョウモントカゲモドキの餌やり

ヒョウモントカゲモドキの餌は、ケージの中に投入!※冷凍の餌は解凍してから与えるようにします。

幼い子には捕まえやすいフタホシコオロギを与えたり、小さくカットして与えると良いですね。

ケージには4~6匹ほど餌を投入して、余った餌は翌日回収。

生き餌以外の餌は、ピンセットで元気に動かして注意を向けて与えます。

普段の食事量より餌を食べない時は、4~10日間を置いて餌を与えてみるのもいかがでしょうか。

ヒョウモントカゲモドキの餌「注意点」

出典:ja.wikipedia.org

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ヒョウモントカゲモドキの餌は、高脂肪のミルワームを与えすぎることで主食のコオロギは少なめに…。

そのためミルワームは、与えすぎに注意。

ミルワームはおやつとして与える程度に控えましょう。

コオロギなどの生き餌は、ヒョウモントカゲモドキを齧ることもあるので食べている間は見守ることも大切。

食事後は菌の繁殖を防ぐため、食べなかった餌は片してケージの中も掃除をしましょう。

ヒョウモントカゲモドキのケージ

ヒョウモントカゲモドキのケージには、以下のようなものがおすすめです。

軽さ安さが魅力のアクリルケージ
温度の安定性に適したガラス水槽
比較的高価でも良いものを使いたい人向けの爬虫類用のケージ

ヒョウモントカゲモドキのケージは、繁殖多頭飼い目的ならアクリルケージ。

ケージ内の温度の安定を重視するなら熱帯魚用の水槽。※熱帯魚用の水槽の場合はも用意。

万能さを求めるなら「通気性が優れていて、パネルヒーターのセットも楽々の爬虫類用のケージ」はいかがでしょうか。

大きさは縦×横×奥行き各30cm程度で、壁をよく登る子なら高さ60cm程度あると良いでしょう。

ヒョウモントカゲモドキの脱皮不全

ヒョウモントカゲモドキの脱皮は、脱皮不全に要注意。

ヒョウモントカゲモドキの定期的な脱皮は、成長のために必要な行動です。

しかし、脱皮に失敗すると皮が残ってしまうことがあります。

すると、剥がれなかった皮は「乾燥することで指先などを強く締め付け壊死させてしまう」ことがあるのです。

ヒョウモントカゲモドキは飼育しやすい品種ではあるものの、脱皮の際には見守ることが大切です。

ヒョウモントカゲモドキ「脱皮する間隔」

ヒョウモントカゲモドキの脱皮は、基本的には2週間に1回または月に2回程度です。

ヒョウモントカゲモドキの脱皮は、早いと10日に1回

これがベビーだと頻度が多くなり、セミアダルトやアダルトだと2週間に1回程度になります。

初日は体が白くなり2日目に脱皮開始。3日目には脱皮が完了していることがほとんど。

3日を過ぎても皮が剥がれていないようなら脱皮をサポートしてあげましょう。

ヒョウモントカゲモドキ「脱皮と湿度」

ヒョウモントカゲモドキの飼育

出典:item.rakuten.co.jp

ヒョウモントカゲモドキの脱皮には、湿度管理が大切!

湿度は高めにして脱皮不全を防ぎましょう。

湿度は、「霧吹き」と「湿度計」「隠れ家のウェットシェルター」で安定させます。

ヒョウモントカゲモドキの飼育の際の室温は30度湿度が60%を目安に調節。

脱皮の際は70%程度に湿度を上げましょう。

ヒョウモントカゲモドキ「湿度管理」

ヒョウモントカゲモドキのケージの湿度管理は、霧吹きでケージの壁にシュッと吹きかけて調節!

また脱皮の際は、実際に湿度70%にならなくても「ウェットシェルター内にいることで必要な湿度を得る」ことができますよ。

あとヒョウモントカゲモドキの飼育では、温度管理にも気を付けましょう。

温度が低いことは、食欲不振に繋がります。かといって無理やり食べさせようとするのもNG。

ヒョウモントカゲモドキが体調不良の時には、様子をみることが大切です。

ヒョウモントカゲモドキ「脱皮の手伝い」

脱皮不全の時には、「柔らかい綿棒」と「ぬるま湯(30度程度)」を用意。

剥がれなかった皮は、ぬるま湯に浸けて柔らかくしましょう。

指先などの皮には「ぬるま湯の入った容器に入れて柔らかくする」のもおススメです。

ぬるま湯には5〜10分程度浸けて、ふやけてきたら綿棒で丁寧に剥がしましょう。※こすり過ぎも怪我の原因になるので注意。

細かな場所の皮は、ぬるま湯に浸けた綿棒で少しずつふやかして取り除きましょう。

まとめ

ヒョウモントカゲモドキ

ヒョウモントカゲモドキの飼育は、他の子と比べても簡単です。

しかし餌の与え方によっては、栄養不足や肥満の原因にもなるので気を付けましょう。

ヒョウモントカゲモドキの飼育は、温度・湿度管理も徹底しての健康的な生活をサポート。

ヒョウモントカゲモドキは、きちんとお世話をすることでより長生きしてくれるでしょう。

ケージも「個体に合ったもの」を用意して脱走を防ぎながら、ヒョウモントカゲモドキとの生活を楽しみましょう!


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