ロシアンブルーの性格や外見的魅力
ロシアンブルーの性格や外見的魅力とはどのようなところにあるのでしょう。交配の歴史から外見的特徴に残っている魅力なども紹介していきたいと思います。
ロシアンブルー外見的魅力
それでは、ロシアンブルーの外見的魅力から紹介していきます。ロシアンブルーは、あのきれいな毛色から外見からまず好きなるという人が多いでしょう。
ロシアンブルーの体毛
短毛のベルベットのようなブルー(灰色)の体毛が美しいロシアンブルー。
シャルトリューとコラットと合わせてブルーキャット御三家と呼ばれています。
ブラックやホワイトなどのロシアンブルーも誕生していますがアメリカで公認されているのは短毛でブルーのソリッドカラー(単色)のみとなっています。
ロシアンブルーの毛の一本一本はティキングと呼ばれる灰色の濃淡になっており、光の加減でシルバーのように輝く深みのあるグレーに見えます。
同じブルーの毛並みでも猫種や個体によって、薄いブルーやダークなブルー、ステンレスのような光を放つクールなブルーもいます。
短めなトップコートとアンダーコートのダブルコートになっており毛質はとても細く繊細でシャンプーの時にも地肌が濡れないほど密集した被毛で、猫の中でも比較的寒さに強い特徴を持っています。
ロシアンブルーの交配
ロシアンブルーは第二次世界対戦により一度絶滅の危機にさらされました。
ブリティッシュショートヘアやシャムとの交配で絶滅を免れましたが、この時体毛の色を守るか体型を維持させるか意見が割れ、ブルーの美しい毛並みを追い求めるブリーダーはブリティッシュショートヘアのブルーと交配させ、しなやかなフォーリンタイプの体型を追い求めるブリーダーはシャムとの交配を進めました。
ブルーポイント
この交配の歴史もあって、ロシアンブルーの子猫の中にはごくまれに真っ白い体で生まれ、成長するにつれ鼻や耳、足やシッポにグレーの色が出てくる猫も存在します。
この品種はブルーポイントと呼ばれ両親が共にブルーポイントの遺伝子を持っている猫の中から1/4の確率で生まれます。
とても愛らしいのですが、ロシアンブルーはブルーのみが認めているためブルーポイントは商品としては価値が低くなってしまい、安い価格で販売されています。
ロシアンブルーの瞳
ロシアンブルーの瞳はエメラルドグリーンの色をしています。ロシアンブルーの鮮やかなエメラルドグリーンの瞳はシャムと交配させた影響だといわれています。
しかし子猫の間はロシアンブルーの瞳はエメラルドグリーンではなく淡いブルーの瞳です。
ブルーの瞳はキトンブルーと呼ばれていて、元々子猫は青い瞳です。
成長するにつれメラニン色素が増えていくことでエメラルドグリーンへと変化していきます。
猫種の中でも成猫と子猫で目の色が変化するのは大変珍しく、この目の色の変化がロシアンブルーの魅力の一つでもあります。
もちろん個体によっては瞳の色が黄色っぽい黄緑色の子や、外側から中心に向けてグラデーションになっている猫もいて光の角度によって黄色っぽく見えることもあります。
ロシアンブルーの性格的魅力
ロシアンブルーの本当の人気の理由は、外見よりもその性格ではないでしょうか。しっかり愛情をかけて育ててあげるとそれはそれはかわいい性格の猫ちゃんです。
物静かでおとなしい性格
普段はあまり鳴かずボイスレスキャット、サイレントキャットと異名を取るほどです。
性格的にも大人しく飼い主にも従順で、まるで犬のようと形容される性格をしています。
あまり鳴かないので、最初のうちはどう接していいか戸惑うこともありますが、きちんと態度で気持ちを伝えてくれるので仕草を見ているうちに少しずつ気持ちが分かるようになってきます。
人見知りで恐がりな性格
驚かせたり誤って踏んでしまい凶暴な性格に育ったといった事例があって、ロシアンブルー凶暴説が生まれましたが、元々はとてもおとなしい猫です。
神経質で怖がりな性格で、警戒心が強く、騒がしい環境はストレスを溜めてしまいます。
そのため知らない人が来ると隠れてしまう事も度々あると思います。
信頼する飼い主と穏やかに過ごす時間を好みます。
遊び好き
ロシアンブルーはおとなしく繊細な性格ではありますが、運動好きで活発です。
そのため時々家の中を走り回る事があります。ボールを追いかけたり高い所に登ったりすることも好みます。
時々飼い主の肩に乗って部屋の中を眺めてみたりする可愛い一面もあります。
孤独にも強い性格で留守番も一人で平気です。
変化を好まない性格
知らない人や知らない場所は苦手です。変化を好まない性格で順応性にはやや乏しいところがあります。食事も決められた時間にし、規則的な生活を好みます。
寛容な性格
子供や犬、他のペットにも大らかに接します。
ただロシアンブルーはとても怖がりなので、叩かれたり吠えられたりすると過剰に反応してしまうことがあります。それが凶暴さに繋がることもあるので、優しく接していきましょう。
ツンデレな性格
ロシアンブルーはとても頭がよくプライドが高く警戒心も強い性格をしているので飼い始めた当初は、なかなか懐かない猫もいます。
それだけに一度懐いた相手には忠誠心をもって接し、甘えてきます。
よく犬のような性格と表現されるのはこの点からです。
大好きな飼い主さんにかまってもらえないとストレスが溜まってしまうので、しっかりと甘えさせてあげましょう。
まとめ
ロシアンブルーの外見的魅力と性格について紹介しましたがいかがでしょうか。
ロシアンブルーのきれいな外見と甘えん坊でしっかり育ててあげると人懐っこい良い性格をしています。
個人的は、猫の中でもっともおすすめした種類になります。