犬の「口輪」とは、犬の口の開きを制限する器具のことで無駄吠え防止やしつけの一環で使用されることが多いです。
しかし本来は口を開けにくくして、口に何かを含んだり噛むことを防止します。
「活発・元気はつらつな性格」のコーギーにもよく使用されます。
コーギーと「口輪」
口輪は、コーギーにもとっても大きな負担になります。
口を完全に閉じるわけではありませんが圧迫感が強いです。
ずっと付けていることでストレスになってしまう子もいるでしょう。
犬の口輪の種類もコーギーに合ったものを選んで負担を減らしてあげましょう。
コーギーの口輪「必要性」
前述の通り、口輪は散歩中に誰かに噛み付いたり拾い食いをしないように装着します。
動物病院では獣医師が「診察・処置をする上で噛まれないように」口輪を付けることがあります。
コーギーの「グルーミングやトリミングをするグルマー・トリマー」も噛まれないように使用することがあります。
小型犬であれば万が一噛まれても小さな怪我で済むことが多いですが、中型犬や大型犬になると大怪我をしてしまうことがあります。
噛み付き癖がある子は特に口輪の装着が大切です。
コーギーの口輪「責任問題」
無駄吠え・アパートでの足音による騒音問題等、飼主はペットの責任を背負わなければいけません。
コーギーの噛み癖でも、誰かを噛んでしまったら「その責任は飼主が負わなければならない」のです。
特に子供・子犬を噛んでしまった場合は大事になりかねません。
「うちの子は噛まない」ではなく万が一の危険性にも配慮する必要があります。
コーギーの口輪「ご近所付き合い」
大型犬になると、噛まれることで死に至る場合もあります。※2015年度の犬の噛みつきによる事故は全国で4373件です。
事故と認知されていない暗数を含むともっと多いでしょう。筆者も小さい頃、近所の柴犬に噛まれた経験があります。
これが大怪我になると、ご近所付き合いでは肩身の狭い思いをすることがあります。
たとえ犬の防衛反応だとしても、噛んでしまったら飼主の責任になってしまうのです。
また、子犬を襲ってしまった場合はショック死させてしまう事もあるので注意しましょう。
自宅でも大活躍!コーギーの口輪
爪切りやバリカンでの毛のカットを嫌がる子にも、口輪は最適です。愛犬とはいえ攻撃的な表情を見せるときは少し怖いですよね。
爪切りやバリカンに慣れるまでの間、口輪をして安全性を確保します。※暴れた時に骨折等の怪我をさせないように注意しましょう。
口輪はシャンプーのときにも大活躍です。
紐で「口の開き具合」を調節できる場合は、口を完全に塞いで呼吸がしずらくならないようにだけ注意しましょう。
コーギーの性格と口輪
コーギーの性格は人懐っこくて好奇心旺盛です。
牧羊犬であった歴史もあることから運動能力も抜群で活発な犬種。
頭も良くて人から可愛がられやすい人気の犬種である一方で、攻撃的な性格の子もいます。
特に噛み癖がある場合は要注意です。
コーギーの口輪「使用時間」
口輪は「コーギーとの安心できる生活」に必要な器具です。
万が一何かあった場合は、愛犬を手放さなければならないように注意しましょう。
口輪を装着する時には「連続して長い間装着」させることが無いように気を付けましょう。
コーギーの体調にも気を配りながら、少しずつ慣れさせましょう。
コーギーの口輪「装着の方法」
口輪は装着する前に、遊び道具の一つとして、見せて・遊ばせて・傍に置いて・安全な物と分かってもらいます。
そして「口輪への警戒心」がなくなったら、自分から口輪に口を入られるように仕向けます。
例えば口輪の中におやつを入れて、何度かそれを繰り返し「口輪に口を入れる警戒心」を持たなくなるまで行います。
コーギーの口輪「使用時間」
「輪に口を入れる警戒心」がなくなったら、まずは5分の装着を目安に慣れさせましょう。
「散歩にかかる時間」まで問題なく装着できるようになったら、実際に装着して散歩します。
外では知らない人・犬、車の音等の刺激がある物が多いです。
その中でも比較的落ち着いて散歩できるように、時間をかけて慣れさせましょう。
コーギーの口輪「注意点」
夏の散歩では特に、口輪の中が高温多湿になりやすいです。
「攻撃性・興奮しやすい性格」のコーギーは、高温多湿にも注意してあげたいですね。
中~長毛で被毛が厚いコーギーは熱射病にも気を付ける必要があります。炎天下での使用も控えましょう。
コーギーと「可愛いデザインの口輪」
出典:amazon.co.jp
口輪は可愛いデザインの口輪を選ぶことで、飼主さんや周りの人から可愛がられるようになります。
攻撃的で嫌悪感を持たれるよりも、皆がハッピーになれるのが一番良いですよね。
可愛がられることが多ければ、コーギーも嫌がらずに口輪を装着できるようになります。
コーギーの口輪「アヒル口」
口輪といえば「アヒル口」の口輪が有名ですよね。
柔らかい素材で安全性にも配慮していますが、嫌悪感が強い子だと暴れて外れやすくなりボロボロになることもあります。
そのため口輪は「使用寿命の長い物」を選ぶと良いでしょう。
カラーも「イエロー・ピンク・カフェ・ルビー・ブルー・オレンジ・パープル・グリーン」と豊富です。
コーギーの口輪「蛙のデザイン」
出典:amazon.co.jp
通気性の良いメッシュ素材の口輪は「口輪の中が高温多湿になりやすい」コーギーの口輪にも最適です。そのように機能性も高い口輪は、デザインも「シンプルだけど可愛い蛙」の口輪がおすすめです。
※口周りの汚れや散歩中の汚れは、帰ってからすぐに洗わないとシミがになることがあります。
コーギーの口輪「素材」
ナイロン性の口輪は、口周りを軽く抑えられて使い勝手が良いです。
耐久性が良く、汚れても洗いやすいメリットもあります。
プラスチック性のグルーミングマスクは、覆うタイプの口輪も人気です。
プラスチック製の口輪も「耐久性がある物」を選びましょう。
まとめ
口輪は皆が気持ちよく生活するために必要な器具だと分かりました。
コーギーの口輪を見て「かわいそう」と思われることもありますが、安全性が一番なので仕方ありません。
コーギーが嫌悪感なく使用できていれば問題の無いことです。
口輪はサイズも確認して、コーギーの口のサイズに合ったものを選びましょう。