シェルティとは、過去に牧羊犬として活躍した歴史を持つ犬種です。
その名残で現在も運動量は多め。一緒に遊びたい飼主さんに人気のある犬種です。
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他にもシェルティの特徴にはどのようなものがあるのでしょう。シェルティの性格と魅力もまとめます。
シェルティの歴史
シェルティは正式名称「シェットランド・シープドック」で「シェットランドの牧羊犬」という意味があります。
因みにシェットランドとは、スコットランドから北のシェットランド諸島のことです。
寒冷地で誕生した犬種で、現在のシェルティはイギリスのラフ・コリーと改良を重ねられました。
大きさは小型化。体高40cm、体重は6〜10kg程度です。
平均寿命は14歳程度で、最高年齢は21歳とされています。比較的長生きしてくれる犬種です。
シェルティは珍しい犬種
煌びやかな被毛に優しそうな顔立ち、つぶらな瞳が魅力のシェルティ。
血統書を発行するジャパンケネルクラブによると血統書付きの犬全体の登録数は300,470頭。
犬種別犬籍登録頭数では、シェルティは2,037頭とされています。※2016年のデータです。
うちの子も貴重な一人だったのかと思うと感慨深いものがありますね(笑)
因みにシェルティの相場は12~25万円です。ブルーマールやブラック&ホワイトといった珍しい毛色になると30万円以上で取引されることもあります。
シェルティの5種類
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シェルティの毛色のタイプは大きく5種類あります。
・一般的な茶のセーブル
・ブラックのボディと濃いタン(茶)・マーキングのトライカラー
・大理石のようなシルバー・ブルーにブラックのブルーマール
・ブラックとホワイトのブラック&ホワイト
・黒とタン(茶)のブラック&タン
その中でもブルーマールは希少で人気です。
シェルティの性格「大人っぽい」
シェルティは愛情深く、温厚で優しい犬種です。
飼い主さんには献身的で忠実。
初めて会う人には吠えることもありますが、何度も会うと仲良くなれます。
性別では、オスの方が一段と優しいです。メスは自立心が強いので、支配的な一面を見せることもあります。
シェルティ「歴史から見た性格」
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シェルティは比較的吠える犬種です。
ご近所からは「鳴いてたね」と言われて心苦しい日もありますがみんなと仲良くしてくれる犬種なので助かりました。
甘噛みはしても本気で噛むことはなかったので、よく可愛がられましたね。
それでも同じ犬種を飼っている人は少ないので、理解されないし相談できないこともあります。
賢い犬とは言っても、飼育初心者に飼育は難しいです。
飼育する前には、信頼のあるペットショップやブリーダーさんに相談してみると良いでしょう。
シェルティの性格「しつけ」
しつけでは、賢いシェルティだからこそ正しく一貫性のあるしつけではないと言う事を聞いてくれません。
飼主さんのしつけ力も試されそうですね。
ある時には褒めない、またある時には「(可愛いから)失敗しても撫でてしまう」と立場が逆転してしまうこともあります。
しつけが出来た時にはたくさん褒めて、できないときにはビシッと一言だけに控えて一貫性をもたせましょう。
できないからといって叩いたりせずに、辛抱強く教えてあげてください。
やんちゃな一面もあるシェルティの性格
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シェルティは「見た目から大きさ、性格もバランスがとれている犬種」です。
優しくて大人っぽい反面、遊ぶときにはやんちゃな一面も見せてくれます。
シェルティの従順な性格は小さな子供がいるご家庭にも安心の存在と言えるでしょう。
ただ人慣れしていない子に関しては、小さい頃からきちんとしつける必要がありそうです。
シェルティの性格「散歩」
前述の通り、シェルティは運動量が多い犬種です。そのため散歩量も比較的多め。
毎日1時間程度の散歩が必要。好奇心旺盛なので毎日同じルートを歩くのも飽きっぽいところがあります。
飼主さんは楽しく散歩できるように散歩ルートを変えてあげても良さそうです。
たくさん遊びたい犬種なので、一人暮らしよりも「誰かは一緒に過ごせる人がいる家庭での飼育」に向いている犬種だと思います。
シェルティの性格とアクティブな活動
シェルティは非常に活発なので、元気に外で遊ぶアクティブな運動が向いています。
フリスビーといったトレーニングも大好きです!
ただ個々によって好きな活動は異なるので「どんな遊びが好きなのか」観察してみても良いですね。
うちの子はなによりも駆けっこが大好きです。フリスビー遊びなどはトラウマがあるようなのでできません。
それでも他の遊びで元気な姿を見せてくれるので問題なしです!
シェルティ「アクティブな活動と肥満」
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シェルティは活発な子なので高カロリーの食事が必要になります。
そのため食べる量によっては肥満になりやすい犬種とも言えるでしょう。
ドッグフードは、ローカロリーで高タンパクなものを選んで健康に過ごせるように整えてあげましょう。
シェルティとコリー
シェルティはコリーと混同されがちですが、顔の長さから毛量も違います。
小型犬なので力が強いわけでもなく身体は丈夫な方なので飼いやすい犬種です。
ただ精神面では繊細な面もあるので、小さな頃の社会化トレーニングでは怒りすぎると臆病になってしまう子もいます。
吠えやすさでは「外部の音に敏感に反応」したり、元気な子は「怒ることで関わってくれる」ことを学習することもあるでしょう。
愛犬には「いろんな経験をさせて明朗快活な子」に育ててあげてくださいね。飼主さんも、ある程度の吠えはおお目に見てあげると良いでしょう。
まとめ
上品な雰囲気に全体的にバランスの良いシェルティは、元気に遊びたい飼主さんに最適な犬種だと分かりました。
牧羊犬の歴史からよく吠えることがあるので、吠えても過度に気にし過ぎない飼主さんが良いですね。
過度に吠える時には、しつけ教室に通ってきちんとしつけましょう。
飼主さんは愛犬とたくさん関わって、話しかけて信頼関係を築きましょう。