胴長短足にもこもこ被毛が特徴的なダップー。
ダップーとはミニチュアダックスフンドとトイプードルのミックスです。
出典:www.royal-grey.com
愛犬家からは「プックス」や「ドキシープー」の愛称でも親しまれています。
ダップーとはどのように飼育すると良いのでしょう。
ダップーとは
ダップーの片方の親のダックスフントは、ドイツ原産の犬種です。
過去にはアナグマやウサギの猟でも活躍しました。
一方、もう片方の親のトイプードルは、フランス原産のスタンダード・プードルを小さくした犬種です。
頭が良い犬種として知られていて、泳ぎも得意。過去には猟で仕留めた水鳥を運ぶなど活躍していました。
この両親を持つ子犬のダップーは、やはり活発で賢く・忠誠心が強い犬種となっています。
ダップーの購入
ダップーの大きさは体高24cm・体重5.2kgほどとされています。
寿命は10~15年です。
ダップーは大きなペットショップやブリーダーさんの元で購入できます。
価格は15万円前後です。
購入の際には両親の見た目や性質、病気の因子がないかどうかを確認するためにも、ブリーダーさんからの購入がオススメ。
ダップーの飼育
出典:pappy.ocnk.net
ダップーは、両親の「どちらにどの部分が似るか」によって見た目も性格も異なります。
子犬の時には大差のない見た目でも、大きくなるにつれて個性が強く出てきます。
全体的には「マズルは長く・胴も長いトイ・プードル」のような印象になります。
それでも個性によっては、全く違う印象になることも多いです。
個性に不安がある人はよく検討した方が良いですね。
ダップーの飼育「特徴」
ダップーの耳は、ダックスフンドとトイプードルの垂れ耳になることがほとんど。
マズルはトイプードルよりも若干長めになることが多いです。
毛色も様々で、豊かでバリエーションが豊富なのも嬉しいポイント。
しっぽはストレートや緩やかなカーブを描く子もいます。
顔つきにも個体差がありますが、ミニチュアダックスフンドに似るとマズルは長く、トイプードルに似るとマズルが短い子になります。
ダップーの飼育「被毛」
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ダックスフンドの「スムースコート」「ロングヘアー」「ワイアーヘアーの被毛」とトイ・プードルの「シングルコート」の被毛を受け継ぐダップー。
※ダックスフンドの直毛を受け継ぐ子もいます。
被毛の種類には「ショート」「ロング」「ラフ」があり、毛質はトイプードルのような巻き毛の子になることが多いようです。
カラーには「ブラック」「ブラウン」「ホワイト」「タン」の他、2色のコンビネーションなどもあります。
どちらに似るかは分かりませんが、トイ・プードルのシングルコートは抜け毛が少ないとも言われているので、トイプーに似ることで比較的飼いやすい犬種になるでしょう。
ダップーの飼育「体臭」
ダップーはシングルコートで抜け毛の少ない犬種とされています。
ダップーの両親のダックスもプードルもお手入れがしやすいので、体臭はほとんどありません。
ただダックスの被毛に似ると、やや体臭が気になることもあるでしょう。
ダップーの健康の為にも、定期的なブラッシング・シャンプーなどは怠らないようにしましょう。
※ブラッシングは、毛並みに沿うように優しくとければOKです。直接皮膚に当てると炎症を起こすなどの肌トラブルが起きることがあるので気を付けましょう。
ダップーの性格
ダップーは社交的でフレンドリーな性格なので、基本的には誰とでもすぐに仲良くなれます。
小さいお子さんや他のペットがいる家庭でも安心して飼うことができるでしょう。
賢さではしつけに苦労することも少ないようです。
ダップーの時折見せる甘えん坊で撫でてもらいたそうな顔や、いたずらをするときのやんちゃな顔も可愛らしいです。
昔はプードルというと、刈り込んだカットの姿が思い浮かぶことも多かったのですが、最近は毛を刈り込まないテディベアカットが流行で、まるで動くぬいぐるみのような愛らしさで人気を博しています。
ダップーの飼育「しつけ」
出典:mitchy-morimoto.co.jp
活発で勇敢、好奇心旺盛で魅力的なダップー。
でも個性によっては、神経質で臆病だと無駄吠えをすることがあります。
また、甘やかしても無駄吠えをしやすくなるので気を付けましょう。
ダップーの飼育に当たっては、ダックスやトイプードルのしつけなどと照らし合わせると良いですね。
警戒心の強さでは番犬としても活躍してくれるでしょう。
ダップーの飼育「運動」
ダップーの無駄吠え防止のためにも、毎日の運動は大切。
ダップーは、猟で活躍した歴史を持つ両親により運動量は多め。ジャンプも得意としています。
夏は子供と一緒に泳いで遊んでも楽しそうですね。
ダックスからの遺伝では穴掘りも大好き!
ダップーとは、その子の個性に合った運動と遊びで信頼関係を築くのもいかがでしょうか。
ダップーの飼育「病気」
ダップーがかかりやすい病気には以下のようなものがあります。
・腰痛
・ヘルニア
・目の病気(白内障など)
・耳の病気(外耳炎など)
・膝蓋骨脱臼
・骨折
・てんかん
これらの病気を予防するためにも遺伝的疾患などは確認しておきたいですね。
ダップーのドッグフード
出典:www.finepets.jp
ダップーのドッグフードは、原料に「アヒル肉」や「サーモンオイル」「亜麻に油」などを使用した極(kiwami)がおすすめ。
極(kiwami)では、以下のような効果が期待できます。
・ビタミンB1、B2で動物性タンパク質や脂肪燃焼をサポート
・サーモンオイルが、上質な皮膚や被毛を保つ
高級品を使用した極(kiwami)は、人工添加物・穀物も不使用でアレルギーの心配も少ないドッグフードです。
まとめ
純血種と純血種で交配させたミックス犬のダップー。
人気の犬種によるミックス犬「ダップー」は、ミックス犬人気6位!
「ダックスのユニークな体型」に「プードルのもこもこ被毛」でキュートさアップ。
被毛のバリエーションが豊富なのも嬉しいですよね。
ただ、子犬は両親のどの部分を受け継いでくるか分からないので、「思っていた子と違った」なんてことにならないようによく検討してくださいね。