犬の中でも長寿とされるジャックラッセルテリア。
小型犬の中でも長生きする犬種は、より長生きしてもらう為にどのようなことに気を付けたら良いのでしょう。
ここではジャックラッセルテリアの寿命とかかりやすい病気についてまとめます。
ジャックラッセルテリアとは
ジャックラッセルテリアは白と大きな斑の被毛が特徴的な犬種です。
体高よりも体長がやや長く、体格は細身で筋肉質。
耳は垂れ耳や半直立耳の子もいます。
パーソンラッセルテリアに関しては体高がやや長く足が長い、被毛は白がメインであることが望ましいとされています。
ジャックラッセルテリアとパーソンラッセルテリア
1800年代前半にフォックステリアを改良して誕生したジャックラッセルテリア。
それとほぼ同じ特徴・気質を持つ犬種には「パーソンラッセルテリア」という犬種がいます。
後者はキツネの巣穴にもぐり込んで狩りの手助けをするのに適しているのに対し、前者(ジャックラッセルテリア)はより体高の低いネズミ狩りも得意としています。
ジャックラッセルテリアの大きさ
ジャックラッセルテリアの平均体重は4.5~8kg、体高は25~28cmとされています。
毛質は1cm以下の短毛「スムース」、長毛でくるくる被毛の「ラフ」、短毛と長毛が入り混じる「ブロークン」の3種類です。
カラーは「ホワイト&タン(茶)」「トライカラー(白・茶・黒)」「ホワイト&ブラック」レアな被毛になると「ホワイト」「(片目に色が入った)アイパンチ」があります。
ジャックラッセルテリアの寿命「長寿」
ジャックラッセルテリアは小柄な見た目とは裏腹に、丈夫で体力がある犬種です。
他の犬と比べても、基本的には長寿の犬種とされています。
ジャックラッセルテリアの平均寿命は13歳~16歳程と言われていて、最近は15歳ほど生きる子も多いようです。
ジャックラッセルテリアの寿命「遺伝病」
ジャックラッセルテリアは遺伝病などの発症しやすい病気が少ないことも長生きに繋がっていると言われています。
※ジャックラッセルテリアは様々な交配を経て誕生した犬種なので、ミックス犬の方が長寿という説もあります。
ただジャックラッセルテリアの老化スピードは、人間の4倍の速さとされています。
より長生きさせるためには、生活環境や適切な食事が大切のようです。
ジャックラッセルテリアの寿命「外見的変化」
ジャックラッセルテリアは年をとると以下のような特徴が出てきます。
・お尻の筋肉が下がる
・頬の筋肉もゆるくなる
・白髪が目立つようになる
他にも歩くスピードが落ちたり、少しの段差でも苦労するようになることがあります。
ジャックラッセルテリアの寿命「運動」
実直な性格と賢さでは、飼い主さんのしつけ力が試されそうですね。
ジャックラッセルテリアの寿命「ストレスの緩和」
ジャックラッセルテリアが長生きするにはストレスの少ない生活も大切です。
ストレスは生活からきっても切り離せないものですが、長期的で過大なストレスは愛犬の健康を損なうことに繋がります。
ジャックラッセルテリアも適度に運動したり、飼い主さん達とふれあうことでストレスを軽減!
活発な犬種なので毎日の散歩や運動・遊びが大切です。
頭が良い犬種なので、遊ぶときにはゲームを利用すると良いでしょう。
ジャックラッセルテリアの寿命「予防」
ジャックラッセルテリアの食事は年齢や体重に適したフードを選びます。
あとはたくさん運動させてストレス発散!そして定期的な健康診断で健康に保ちます。
家の中では、将来足腰の疾患で苦労させないように家のマットは滑り止めがあると良いですね。
外で遊ばせたときにはブラッシングも念入りにして被毛の状態を整えましょう。シャンプーは月1回を目安に清潔に保ちます。
ジャックラッセルテリアの寿命「白内障」
白内障とは、眼の水晶体に濁りが生じて、最悪の場合は失明する危険性のある疾患です。
しかし、早めに治療できれば病気の進行を遅らせることが期待できます。
《ジャックラッセルテリアの寿命「糖尿病」》
糖尿病とは、体内で糖分を吸収する働きが悪くなり血液中の糖が増える病気です。
糖分の吸収にはホルモンの一種「インスリン」が不可欠ですが、すい臓から分泌されるインスリンの働きが何らかの影響で弱くなります。
また腎臓で適切に処理できないことでトイレの回数も増えることがあります。
他にもおなかが膨れたり、白内障も併発、食欲旺盛になり水分を摂ることも増えたり、体重が減ったりします。
糖尿病になったとき
糖尿病になってしまった場合は、医師の指示に従いながら食事療法で糖分をコントロール、運動療法でも脂肪も減らせるようにします。
毎日のインスリン注射には1~3万円ほどかかり、症状が悪化しているときには入院させる必要もあるでしょう。
飼い主さんのお世話も大変になりますし、金銭的にも苦労するかもしれません。
金銭面では、愛犬が将来何があっても支えられるようにペット保険加入しておくと安心です。
一般的には高齢のメスのほうが糖尿病になりやすいと言われています。
ジャックラッセルテリアの寿命「膝蓋骨脱臼」
膝蓋骨脱臼とは、膝にある皿がずれることで起きる病気です。
膝蓋骨脱臼になると起き上がったり、歩くたびに痛みを伴うようになります。
動きがぎこちなくなったり、動くのを嫌がることが気になるときには早目に動物病院を受診しましょう。
まとめ
ジャックラッセルテリアは、他の犬種よりも比較的丈夫で健康的な犬種だと分かりました。
ただ丈夫だから何もしなくて良いわけではなく、ジャックラッセルテリアも普段から健康に気遣ってあげる必要があります。
老齢になることで不安な病気に関しては、ジャックラッセルテリアも他の犬種と同様に普段から予防してあげましょう。
万が一病気になったとしても、本来の頭の良さや遊びが好きなところは変わりません。
愛犬は体調の変化にも敏感に感じ取れるように、適度なスキンシップで信頼関係を気付いてくださいね。