ラブラドールレトリバーの寿命と長生きさせるコツ
大切な家族の一員、我が子のよう。恋人のような存在のワンちゃんと出来るだけ長く一緒に元気で楽しく暮らしたい気持ちは犬好きの方なら誰でも同じだとおもいます。
そんな方の中から特にラブラドールを飼っている方、好きな方に少しでも長く一緒に生活していけるよう少しでも力になれたらと思います。
ラブラドールの寿命と気を付けたい病気
ラブラドールの寿命は平均で10歳〜15歳と言われています。
10歳~12歳って記しているものあれば12歳~14歳また8歳から10歳と書いているものあり正しい平均寿命恥はっきりわかりません。
大型犬は小型犬に比べ老化のスピードが早いです。
ですが19歳まで生きた子も居ますので、健康管理をしっかりして、愛情たっぷり育ててあげれば平均より長生きする子も沢山いると思います。
▪️予防できるなりやすい病気
ラブラドールレトリバーにはなりやすい病気で日ごろから気を付けてあげてると予防できる病気があります。
外耳炎・耳血腫
ラブラドールは垂れ耳なため耳が炎症を起こしやすく、外耳炎や耳血腫になりやすいです。
症状としては首を傾ける・首を振る・耳を頻繁にかく・耳を触らせないです。他にも耳を気にする素振りが見られたら耳の病気の可能性があります。
日頃から耳のケアをしてあげ、高温・高湿度の気候では耳の中が蒸れやすいので清潔・乾燥を維持してあげてください。
皮膚炎
アレルギー性皮膚炎・急性湿性皮膚炎などの皮膚炎にもなりやすいので体をあまりにも痒がる、臭いがいつもと違うなどの症状が出た場合は受診しシャンプーやお薬を処方してもらいましょう。
胃拡張胃捻転症候群
胃拡張胃捻転症候群は大型で胸の深い犬種によく起こり命に関わる病気です。
食事を急いで食べたり、食べ後にすぐ運動すると症状が出ます。
胃にガスが過剰にたまり拡張した胃がねじれることによって、胃の中に溜まったガスが外に出なくなり、ガスが沢山胃の中に溜まってしまうことで周囲の血管が圧迫され全身の循環不全がおき、ねじれた胃は壊死を起こし緊急の処置が必要になります。
もし気づかなかった場合は最悪亡くなる場合もあるので、遊びたい気持ちはぐっとこらえ、軽いスキンシップ程度だけにし、食後は二時間以上あまり激しい動きはさせないようにしましょう。
▪️気をつけたい怖い病気
ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気で命に関わる怖い病気もありますので、飼い主の方やこれから飼うという方は気を付けてあげてほしいです。
悪性腫瘍・悪性リンパ腫
ラブラドールは悪性腫瘍になりやすい犬種です。
特になりやすいものは『悪性リンパ腫』という全身のリンパが癌に侵される物です。シニア期といわれる6〜12歳に多くみられます。
リンパ腫の様な触診でわかりやすい皮膚腫瘍はスキンシップで早期発見が出来ます。日頃の健康チェックを兼ねたマッサージを日課にする事が大切です。
悪性リンパ腫の症状は嗜眠・体重減少・食欲不振などが見られます。肝臓や膵臓が肥大すると腹部の膨らみも出てきます。
早期発見のチェックポイントはリンパは全身を巡っている器官なので、顎の下・後ろ足の付け根部分の鼠蹊部脇の下などです。
リンパ腫は怖い病気ですが、飼い主さん自身のリンパも風邪など体調が悪い時などにもすぐ腫れる事があると思います。
わんちゃんも同じなので、ドッグマッサージのスキルをある程度身につけ、マッサージを日課にしておけばリラックスタイムにマッサージするだけで早期発見に繋がると思います。
ラブラドールレトリバーを一日でも長生きさせるコツ
最近、生活環境により寿命が延びることがわかってきました。
寿命を伸ばすには、人と同じでなるべくストレスのかからない、その子、その子の個性に合った最適な生活環境を整えてあげる事が長生きの秘訣になります。
ストレスを与えない様にと人間の食べ物を欲しがる子が可哀想だからついつい人間の食べ物を与えてしまう…という方がいると思います。
実はこの行為は逆効果で人間の食べるものは味付けが濃すぎるので、わんちゃんにとっては体の負担になり病気の発症にも繋がりますのでやめましょう。
また、毎年春にフィラリア予防のため血液検査をわんちゃんに受けさせお薬をもらう方が殆どだと思います。
獣医さんからも勧められたことがあるかもしれませんが…たった一度の採血で少し血液を多く取るだけで腎臓や肝臓などの内臓の数値を検査する(生化学検査)と赤血球や白血球などの状態を見る(スクリーニング検査)が出来ます。
費用は少し高くなってしまいますが、痛い思いをするのは一回で済みますし、何か隠れた病気があれば早期に見つけるきっかけになりますので治療も早く開始できるのでオススメな検査です。
※病院によっては希望されるわんちゃんもネコちゃんも同じように超音波でお腹の中を見るエコー検査やレントゲン、血液検査、糞便検査、尿検査など実施しています。
この様な物がある事も頭の片隅に置き『見た目が元気だから』ではなく予防を兼ねて一度受けて見るのも病気早期発見につながるのでオススメです。
まとめ
『見た目が元気だから』ではなく、少しでも変化や不安を感じたら獣医さんに相談してみてください。
何も異常がなかったら怒るという事は絶対ないですし、不安がとり除けたり、病気早期発見に繋がるので大切なことです。
そうした事をしておく事で、獣医さんも日頃から気にかけてくれる様になり、ちょっとしたことでもアドバイスしてくれ、長生きにつながると思います。
また、大型犬は小型犬に比べ治療費も高くなることもありますので、ペット保険に加入することももしもの備えになってオススメです。