かわいいフェネックの値段や飼い方
イヌ科なのにキツネ属という不思議なフェネック。
見た目は犬のようですが、大きな耳・ふさふさの尻尾はキツネに似てるようです。顔立ちも可愛く珍しい種類ですが人気のペットです。
今回はフェネックについて御紹介します。
フェネックの特徴
体高→15〜18㎝
体重→1.0〜1.5㎏
被毛→ふわふわで柔らかい
色→砂漠での保護色になる砂色
大きく黒い目・ふさふさで長く先端が黒い尻尾・大きい耳が特徴的ですが、耳が一番の特徴で体の熱を蒸発させるだけでなく遠くの獲物が出す音を良く聞き分けることがができます。
またふかふかの被毛は暑くて柔らかく、寒暖差の激しい砂漠に適し、足裏まで毛が覆っているので砂漠を歩くのに適しています。獲物に足音を気付かれにくい・熱い砂漠の上でも肉球を痛めないメリットもあります。
野生のフェネックが住む場所
フェネックの故郷は北アフリカの砂漠地帯です。
砂漠は暑いイメージですが、朝晩はかなり冷え込み、寒暖差が激しい場所です。
その砂漠にフェネックへ数メートルの巣穴を掘って暮らしています。
そのため砂漠で生活しやすい容姿になりました。
通常10匹ほどの小さな群れで暮らしています。
フェネックのご飯
ご飯の種類は
〇ドックフード・キャットフード
〇野菜や果物
回数は
〇一日ニ回
フェネックはイヌ科なのでご飯はドックフードで問題はなく、猫と同じくタウリンも必要なのでキャットフードを与える方も多いようです。
他には果物・刺激のない野菜を与えてください。
わんちゃんと同じくネギ系・ニラ・ニンニク・チョコレートなどは絶対に与えないでください。
野生のフェネックは昆虫・ネズミ・トカゲなどを食べるので、お家で飼っているフェネックの散歩に行くとバッタやコオロギを食べることがあるかもしれません。
はじめは驚くと思いますが、自然なことなので心配しないでください。
※タウリン→目や心臓・肝臓の健康を保ち成長・繁殖にも欠かせません。
タウリンが不足すると病気の原因になります。
猫の場合は自分でタウリンを作れないのでご飯やサプリメントで補う必要があります。
フェネックの寿命
フェネックの寿命は平均で10年程です。
珍しい種類のペットなので、わんちゃん・猫ちゃんのようにしっかり診断・治療をしてくれるフェネック専門の様な獣医さんはかなり少ないとおもいます。
なので家族に迎える前に、近くにフェネックに詳しい獣医さんが居るのかも確認したり飼い主さん自身もフェネックがなりやすい病気を把握することで、健康管理がしっかり出来、平均以上の長生きにつながると思います。
フェネックの値段
フェネックの値段は
・ペットショップ→100万円前後
・ブリーダーさん→60〜80万前後
値段の違いは女の子・男の子・体格などで差があります。
体の小さいフェネックは砂漠で『ハイエナ』『猛禽類』『蛇』などの獲物です。
体が小さく、戦う術を備えていない為、野生下での個体数は少なく希少動物になります。よってかなりの高額です。
フェネックの性格
フェネックの性格は
・臆病で神経質
・警戒心が強い
飼い主に懐く子は抱っこも出来ますが、触られることすら嫌がり噛む子も居るので注意が必要です。
嬉しい時・甘えたい時には尻尾を振ったり、お腹かを見せて服従のポーズをします。
警戒中は犬の様な鳴き声で吠えることもあります。
わんちゃんに似たような性格ですが、我が道を行く猫ちゃんっぽい性格の部分もあります。
性格はわんちゃん・猫ちゃんを足して2で割ったような性格といえます。
フェネックの臭い
フェネックは独特な臭いがするので、飼い主さんを悩ませることも多いようです。
臭いの原因は排泄物です。
フェネックはトイレを覚えないので、排泄したらすぐに処理し消臭スプレーで臭い対策をするのがオススメです。
※カンファペットという消臭スプレーは『塩化ベンザルコニウム』『グルタラール』『次亜塩素酸ナトリウム』など消臭剤の代表薬剤は一切含まれていない『無害な消臭剤』です。
一般的な消臭剤の効果に劣ることなく、強力な消臭・除菌効果で多くのフェネック飼い主さんが使われているようです。
フェネックを飼うとき気をつけたいこと
飼う上で気をつけたいこと
・温度、室温
・騒音
・臭い
★温度・湿度
アフリカの砂漠出身のため寒さには弱いです。
冬はエアコン・ヒーターでの温度調節が重要です。
また砂漠は乾燥しているので日本のジメジメした夏の気候も苦手なので除湿などで部屋の湿度を調節することが大切です。
★騒音
フェネックは夜行性です。
夜に活発に動くため物音や甲高い鳴き声が響くため専用の部屋が必要になる可能性があります。
住宅密集地では不向きのペットかもしれません。
騒音防止対策でプラスチックケージを使う方が多いです
◾️最後に
フェネックはまだまだ珍しい種類の動物です。
テレビで紹介していて可愛いからと軽い気持ちで家族に迎えてしまうと、近くに診察できる獣医さんがおらずフェネックの健康面での心配ごとや本能による行動などいろいろ大変な面が出てくるとおもいます。
最後まで責任をもって沢山の愛情を注ぎ、飼い主さんにもフェネックたちにも楽しく一緒に暮らしていただきたいので、しっかり家族に迎える際のデメリットや病気も理解した上で決めていただきたいとおもいます。