マルチーズとミニチュアダックスフンドのミックス犬マルックス。
マルックスとは、愛犬家から「マキシー(英語圏)」「マルダックスフンド」の愛称でも親しまれているミックス犬です。
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マルックスはどのように飼育するの良いのでしょう。
マルックスとは
全体的には胴長短足のマルチーズの印象を受けるマルックス。
ただ、個体によっては足が長いマルチーズのような子もいます。
毛質はマルチーズに似ることが多いので、ふわふわ被毛がマルチーズのように見えることもあります。
※マルックスは、ミニチュアダックスフンドとのミックス犬です。
広義(海外では)には「カニンヘンダックスフンド」や「スタンダードダックスフンド」とのミックスも含まれることがあります。
マルックスの飼育「顔つき」
顔つきはダックスフンドに似ることが多いマルックス。
目はマルチーズに似ると「まん丸お目め」に、ダックスフンドに似ると「アーモンドアイ」になります。
マズルの長さや細さはダックスフンド寄りになることが多いです。耳は、両親のたれ耳を受け継いで、マルックスの耳も「たれ耳」に。
その中でも、ダックスフンドに似ると「幅の広い耳になる」と言われています。「耳の先は丸い」のも特徴的です。
一方、マルチーズに似ると「ふわふわ被毛が特徴的な耳」になります。
マルックスの飼育「被毛」
ふわふわ毛質がマルチーズのように見えるマルックス。
しかしシャンプーの前後では、また印象が変わるのも魅力的。
マルックスは水に濡れると、毛が皮膚にくっついてダックスフンドの見た目になるのも面白いです。
マルックスの飼育「毛質」
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マルチーズの毛質に似ることが多いマルックスの被毛は、柔らかなシングルコートになります。
シングルコートはお手入れが楽でアレルギーの影響も少ない、体臭も少ないです。※ダックスの被毛も体臭などの影響は少ないです。
マルックスの毛質は、トイプードルのような巻き毛やクセ毛を持つ子なら、トリミングでトイプーのようなカットにしてみても良いですね
※眉毛やヒゲは、ミニチュアシュナウザーのような毛質になることもあります。
マルックスの飼育「被毛カラー」
マルックスの被毛カラーには以下のようなものがあります。
・ホワイト
・クリーム
・タン(茶)
・レッド
・ブラック
・グレーなど
マルックスの被毛カラーは、成長するにつれて変わることもあります。
マルックスの飼育「お手入れ」
マルックスのお手入れは、毎日のブラッシングと月1のシャンプーが大切です。
カットは、マルチーズの被毛に似ることで2ヶ月に1回、ダックスの被毛なら半年に1回を目安にします。
マルックスの被毛は、毛が抜けにくいものの伸びやすいので定期的なカットが大切です。
マルックスの飼育「大きさ」
マルックスは体高24~25センチ、体重は3.8~4.2キロ程度です。
●マルチーズ:体高20~25センチ、体重3~4キロの超小型犬。
●ミニチュアダックスフンド:体高21-27センチ、体重5キロの小型犬。
体格差はそれほど気になりませんが、ミニチュアダックスに似ると少し大きなマルックスになります。
マルックスの飼育「性格」
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マルチーズからは「穏やかで落ち着いた性格」を、ミニチュアダックスからは「活発で遊び好きな性格」を受け継いでいるマルックスの性格。
マルックスは、両親の甘えん坊な性格も受け継ぎ可愛さ満点!
マルックスは、ダックスフンドの「社交的で人懐こい性格」も受け継いでいるので比較的フレンドリーな子が多いようです。
マルックスの飼育「無駄吠え」
両親の甘えん坊な性格や警戒心の強さにより、無駄吠えや警戒吠えが多いマルックス。
番犬にも適していますが、吠え癖では近所迷惑にならないように気を付けなければなりません。
※マルックスの吠え癖では、家のチャイム音にも吠えてしまうことがあります。
しつけの面では、マルチーズの頑固さで大変な思いをすることもありますが、ダックスフンドの訓練性の高さも受け継いでいるので根気強く教えられれば大丈夫です。
マルックスの飼育「かかりやすい病気」
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マルックスがかかりやすい病気には「椎間板ヘルニア」があります。
これはダックスフンドの胴長短足の体型が足腰に負担をかけるためです。
マルックスの飼育では、フローリングにはマットを敷くなどして足が滑ることを防ぐ。
ソファなどの比較的高い所にはステップ等を設けて足腰への負担を軽減する。
食生活では肥満にも気をつけて椎間板ヘルニアを予防しましょう。
マルックスの飼育「抱っこ」
甘えん坊なマルックスは、抱き方にも要注意!
抱っこの仕方1つでも、マルックスのヘルニアを発症させてしまうことがあります。
マルックスを抱っこするときには、胸と腰を支えてあげましょう。
決して胸だけを抱えて足をぶらつかせるような抱き方はしないようにしましょう。
マルックスの飼育「運動とヘルニア」
マルチーズの「活発ではない大人しい性格」とダックスフンドの「アナグマ猟で活躍した勇敢で活発さ」を受け継ぐマルックス。
運動の面では、好奇心旺盛な性格から走ることも穴を掘ることも大好きです。
ただ運動のし過ぎは「ヘルニア」に繋がってしまいます。
散歩は3~4日に1回で、運動量は1日に20~30分程度を目安にすると良いでしょう。
マルックスの飼育「価格」
マルックスは、大きなペットショップやブリーダーさんの元で購入できます。
価格の目安は10~15万円程度です。平均寿命は12~14年程となっています。
人気のマルックスは里親募集サイトで探してみるのもいかがでしょうか。

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■カナガンドッグフード
タイプ:ドライ
特徴:イギリス生まれのグレインフリードッグフードカナガンはリピーターも多く人気の高いドッグフード。グレインフリーの安全なドッグフード!
さいごに
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華奢な体型と胴長短足、真っ白なロングコート(長毛)が魅力のマルックス。
性格の面では過ったしつけで無駄吠えを増やしてしまわないように気を付ける必要がありそう。
体型の問題では、椎間板ヘルニアを予防しなければなりません。
そう考えると、マルックスは初心者の飼育には向かないミックス犬と言えそう…。
ただ飼育に慣れていて、多頭飼いを検討している人に社交的なマルックスはおすすめです。