赤ちゃんのネザーランドドワーフが家にやってきた!
飼主さんは、どのように関わると良いのでしょう。
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ここでは、ネザーランドドワーフの赤ちゃんの頃からの飼い方についてまとめます。
新しい環境
ネザーランドドワーフの赤ちゃんを飼育するときも、まずは環境に慣れてもらうことが先。
初日~2日目は「給餌」と「簡単な掃除」以外は、関わらないようにしましょう。
※飼い主さんは、極力ケージの中の様子を覗いたりしないようにしましょう。
掃除は「トイレの交換」と「食器やボトルの洗浄」だけでも問題ありません。
トイレ掃除のときには「どのような糞尿の様子か」を確認して、赤ちゃんの体調を把握できるようになれると良いですね。
赤ちゃんの頃からの飼い方「3日目」
今度は、うさぎさんに少しずつ顔を覚えてもらいましょう。
ネザーランドドワーフも、最初は人との関りに「ビクビクする子もいる」と思います。
でも、ある程度「(飼主さんに)馴れてきたら、1日10分程度ほど撫でてスキンシップ」を図りましょう。
※赤ちゃんとなると、大人よりもより繊細になるので「時間をかけて仲良くなるのもアリ」だと思います。
ここで触ってもストレスと感じられるようなら、再び仲良くなれるように、落ち着いてからスキンシップを図りましょう。
赤ちゃんの頃からの飼い方「4日目」
うさぎがケージに慣れて窮屈に思えてきたら、ネザーランドドワーフの赤ちゃんを外に出してあげましょう。
時間は10~20分程度が良いですね。
犬の散歩のように「一緒に走りたくなる気持ち」は分かりますが、ここは我慢。
うさぎにとっては追いかけられる恐怖しかありません。
飼主さんは赤ちゃんが近づいてきたときだけ「優しく撫でてあげる」と良いでしょう。
赤ちゃんの頃からの飼い方「5~6日目」
ネザーランドドワーフの赤ちゃんと関わりましょう。
飼主さんに馴れている子なら、ひざの上でも大人しくしていることが出来ます。
これが出来れば、仰向けに抱っこしてもOK!
抱っこするとき、飼主さんは「優しく支える」程度で良いでしょう。
飼主さんは「いつもどっしり構えていて、穏やかで優しく、動作も静か。声も優しく・低い声で関わること」をおすすめします。
赤ちゃんの頃からの飼い方「注意」
ネザーランドドワーフも、環境の変化に敏感な生き物です。
特に「赤ちゃんの頃からの飼育」となると、うさぎは「新しい環境に緊張し過ぎてしまう」事があります。
すると体調を崩しがちになり、最悪の場合には死に至ることもあるのです。
そのため初めてうさぎを飼育する方は、極力「生後8週間以降の精神・胃腸が安定している子」を迎えるようにしましょう。
やむを得ず「赤ちゃんの頃からの飼育」する場合は、「環境の変化による刺激」を出来るだけ少なくする必要がありそうです。
ネザーランドドワーフの赤ちゃん「ペレット」
まだ授乳期のネザーランドドワーフの赤ちゃんであれば、飼い主さんは「離乳が出来るか」見守る必要があります。
それから「一般的な固形フード(ペレット)」や「牧草」は食べられるかどうか、「お水」も飲むことが出来るか確認。
これがクリアしてから、家にお迎えするのがベスト!
離乳が早いと「親や兄弟の関りが足りず、成長や消化の具合に影響を与える」ことがあります。
牧草は基本的には「チモシー」ですが、「成長期(1歳頃まで)には栄養価の高いアルファルファの牧草を多く与える」と良いでしょう。
ネザーランドドワーフの赤ちゃん「餌の量」
ネザーランドドワーフの餌は「体重が~500グラムなら10~30グラム」、それより体重が多い子なら30~50グラムを目安に与えましょう。
基本的には子ウサギ用ペレットは少なめで、牧草は多めに出しておきます。
因みに、牧草の量は「生後1~2カ月の子だと5~10グラム」「大人のネザーランドワーフなら10グラム」ほど。
※牧草は、常に切らさないように多めに出しておきましょう。
お水は「壁掛けタイプの給水ボトルタイプ」がおすすめです。※お椀型は「足を突っ込んでひっくり返し」たり、「足で飛ばしたフードやうんちが混入しやすい」です。
ネザーランドドワーフ「餌食べない」
「ネザーランドドワーフが餌を食べない」と悩むときには、普段の食事を確認しましょう。
フードは、ショップやブリーダーさんなどの元で食べていたものを与えましょう。
量は適量かどうか確認して、おやつの量も見直しましょう。
牧草はレンジでチンしてみても香りが立って、食欲が戻るかも?※火傷に注意。
室内は15~22度程度に保ち、それでも「食欲が戻らないうなら早めに動物病院で診てもらう」ようにしましょう。
ネザーランドドワーフの赤ちゃん「餌の種類」
ネザーランドドワーフの食欲が戻らないときには、「フードや牧草の種類を変えてみる」のもいかがでしょうか。
特に牧草は、マメ科なら「アルファルファ」や「クローバー」など。※栄養価の高い牧草なので、大人になってからは時期に合わせて調節。
イネ科なら「チモシー」や「イタリアンライグラス」などがあります。
あと牧草は1~3番狩りなど「牧草を刈る時期によって、味が変わる」ことも覚えておきましょう。
※うさぎにとって、牧草を食べないことは歯の不健康に繋がるため、牧草を食べない時にも早めに対処できるようにしましょう。
ネザーランドドワーフの赤ちゃん「餌の処理」
ネザーランドドワーフのフードも「常に新鮮なもの」を食べさせて、余ったものは早めに片付けましょう。
特に「夏場は、フードも牧草も腐りやすい」ので、フードや野菜類は小まめに片付け、牧草は腐りそうなところだけ処分。
牧草の量は、必要最低限に抑えると良いでしょう。
ケージには、齧り木も忘れずに置いておきましょう。
ネザーランドドワーフの赤ちゃん「値段」
ネザーランドドワーフの値段は、3~5万円が一般的です。
しかし「血統書付きの子だと5~8万円程度になる」こともあるようです。
あとは「ショップで購入するか」「うさぎもブリーダーさんから購入するか」でも変わってきます。
※基本的には、2~3万円ほどの手頃な子は「雑種」と言えるでしょう。
あとは、大人になるにつれて値段は下がる傾向があります。ネザーランドドワーフは、極力「生後3カ月以降の元気な子」を迎えてくださいね。
ネザーランドドワーフの赤ちゃん「トイレ」
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ネザーランドドワーフの赤ちゃんの場合も、トイレはケージの隅に設置するようにしましょう。
トイレの網の下には、「うんちやおしっこのニオイがついたティッシュ」などを置いておきます。
するとニオイで、トイレの場所を判断するようになるでしょう
とはいえ、全てのうんちをトイレにすることは不可能です。
ケージの下には、ある程度うんちが落ちててもご愛敬!ある程度トイレにできていれば問題ありません。
ネザーランドドワーフ「散歩の場所」
ネザーランドドワーフを含め「うさぎはげっ歯類の生き物なので、モノを齧って歯が伸びすぎないよう」に整えます。
そのため外で遊ばせるときには、サークルなどを設置してものを齧られないようにすること。
サークルの中には、かじり木などのおもちゃも入れておきましょう。
家の中ではコンセントなども齧るので、危険な場所に近づかせないように注意。
コンセントにはカバーを付けて、遊ばせるときには電源を抜いておくようにしましょう。
まとめ
ネザーランドドワーフは、「賢さ」と「表現の豊かさ」で人気のうさぎです。
値段は「グレー系やブラウン、ホワイト、ブラック」などの、カラーでも変わることはとんどありません。
しかし「可愛い赤ちゃん」を迎えると、それだけリスクを伴います。
それでも「赤ちゃんを迎えるときには、環境やフード・牧草などにも慎重になる」必要がありそうです。
抱っこも、最初は「2分程度を数回に分ける」などして、無理のないスキンシップを取るようにしてくださいね。