アライグマ科の生き物ハナグマ (アカハナグマ)。
ハナグマ (アカハナグマ)とは、どのような生き物なのでしょう。
出典:www.pz-garden.stardust31.com
ここでは、ハナグマの生態についてまとめます。
ブッチのドッグフードの口コミ:ミートロールで食欲増進!
モグワン100円モニター【口コミ評価】ドッグフードのお試し企画にのる
イギリス生まれのグレインフリードッグフード「カナガン」の口コミ
ハナグマ (アカハナグマ)とは
ハナグマ (アカハナグマ)とは、 南アメリカ中央部からブラジルやパラグアイ、ガイアナ、スリナムなどの他、ベネズエラ南部やコロンビアの南東部、ペルー北東部、ボリビアの北部などに生息している生き物です。
一般的には南米のアンデス山脈の中でも東の方に生息しています。
一方、アンデス西部だとエクアドルの西部やコロンビアの北部・西部で発見された記録があります。
アカハナグマとハナジロハナグマ
アカハナグマと混同しがちなハナジロハナグマは、中央アメリカ~南アメリカ中央部に生息している生き物です。
ハナジロハナグマは、コロンビア北西部やウラバ湾の近くのパナマ寄りで発見された記録もあります。
またヤマハナグマ属に関しては、ハナグマよりも標高がより高い所に生息しています。体は小さめです。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「環境」
出典:www.pz-garden.stardust31.com
ハナグマは高地の森林~低地の草原地帯にも生息できる生き物です。
因みにアンデス山脈の標高は2500m程にもなります。
またハナグマ(アカハナグマ)は海岸近くでも見かけるなど、ざまざまな場所に適応できる種類となっています。
二次林の環境も大好き!森林地帯では木の上で眠ることもありますよ。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「大きさ」
ハナグマ(アカハナグマ)は体長45~65cm・体重2~6kg。しっぽは40~65cm程度の生き物です。
寿命は7~8年程度で、飼育下だと14年も生きることができます。
最高記録は17年という報告もある長生きの生き物です。
そんなハナグマ(アカハナグマ)は、意外にも飼育可能な生き物で、取引価格は20~60万円程となっています。
ハナグマ(アカハナグマ)の詳細
ハナグマ(アカハナグマ)は、ハナグマ属に属する哺乳類の1種に分類される生き物です。
ネコ目アライグマ科で、ハナグマ属の中でもよく知られているのがハナグマ(アカハナグマ)
そんなハナグマ(アカハナグマ)の被毛カラーは個体によって変わり、尾の縞模様にも個体差がでます。しっぽのカラーは薄くなる子もいるようです。
ハナジロハナグマとは「吻部が白くならない点」で区別することができます。
※吻部は地面を掘る、石を返すことにも役立ちます。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「見た目」
出典:www.pz-garden.stardust31.com
ハナグマ(アカハナグマ)はスレンダーで四肢は、アナグマよりも長め!
被毛カラーは赤や橙赤、灰褐色~褐色、茶褐色、茶色などがあります。
しっぽは先が細くなっていて、模様はアライグマのようなリング状の模様が特徴的!
細長く・尖った鼻は嗅覚に優れていて器用に動かすことも可能。因みに群れの個体になると「鼻を鳴らすこと」はコミュニケーションの1つにもなっているようです。
※警戒音は、大きな唸り声やクリック音と呼ばれるものになります。警戒音を聞いた子は、木に登った後、地上に降りて逃げることができます。
ハナグマ(アカハナグマ)の特徴
ハナグマ(アカハナグマ)は、大きな目と短い耳も特徴的!
手足にはシッカリとした爪があり、四肢の先は黒っぽくなっています。
体長+しっぽで全長85–113cmになるハナグマ(シロハナグマ)のしっぽは、全長の半分を占める長さ。
日常生活では、長いしっぽでバランスを取って木登りも楽々!
樹上でも活発に動きまわることができます。また、泳ぎも上手です!
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「爪」
ハナグマ(アカハナグマ)は足の裏全体を使って歩く蹠行性の生き物です。
四肢の5本の指には長めの湾曲した前肢の爪があり、土を掘って節足動物や昆虫も食べることができます。
かぎ爪は、餌を探す時に倒木を裂くことにも適していますよ。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「犬歯」
出典:www.pz-garden.stardust31.com
ハナグマ(アカハナグマ)は、犬歯も鋭い生き物です。
アライグマ科というと「ラスカルのような可愛らしいイメージ」を持ちますが、噛まれると危険!
また爪も長く・鋭いので、引っかかれないように注意する必要があります。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「雑食性」
ハナグマ(アカハナグマ)は雑食性の生き物です。
普段は果物から無脊椎動物、ネズミなどの小動物、トカゲなどの爬虫類などを食べています。
食料を求めるときには、しっぽを真っ直ぐに立たせて素早く移動!
ハナグマ(アカハナグマ)は、樹上でも採食できますが、基本的には地上で果実や無脊椎動物などを食べることが多いです。
他にも農作物や鳥、鳥の卵、昆虫、ネズミや死肉、家禽なども食べることがありますよ。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「昼行性」
昼夜どちらでも活発に行動できるハナグマ(アカハナグマ)は、どちらかといえば昼行性の生き物。
普段はバンド(bands)と呼ばれる雌とその子ども達と生活しています。
数で言うと数頭~30頭ほどで生活していますよ。
※雄は別の種だと思われていたことから「coatimundis」とも呼ばれています。
因みに「成獣のハナグマの雄」や「年老いた雄」は、単独で生活することが多いです。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「繁殖」
出典:www.pz-garden.stardust31.com
一夫多妻制で、雄1匹に対してたくさんの雌が群がるハナグマ(アカハナグマ)
そんなハナグマ(アカハナグマ)の繁殖期は、基本的に果実が採れる時期とされています。
雌は、出産の3~4週間前になると群れから離れて岩穴や樹上の洞に巣作り。
出産は群れから離れたところでするようです。
妊娠期間は74~77日程度で、1回に3~7匹産むこともあります。※一般的には、一回で3~4匹産むことが多いようです。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「出産・子育て」
樹上の洞などに巣を作り、妊娠期間は平均65日。
その後、出産と生後6週間まで巣の中で子育て。
そんなハナグマ(アカハナグマ)の子どもは、人間の子どものように目は閉じて産まれてきます。
ハナグマ(アカハナグマ)は生後5日程で70~80g程まで成長し、生後10日程で目を開けられるようになりますよ。
因みに、歩けるようになるのは3週間程とされています。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育「生活圏の違い」
全個体発情で、雌は複数の雄と交尾。
雌は数週間で、子どもを群れの中に連れて行き・育てられます。
授乳期間は4ヵ月程で2年程で性成熟。
交尾後の「雌は群れに残る」一方で、雄は「3年程度で単独行動」に戻ります。
そんなハナグマ(アカハナグマ)には、縄張りを持たない生き物なので男女で生活圏は重なるようです。
ハナグマ(アカハナグマ)の飼育
出典:askin.red
強そうなかぎ爪と犬歯を持つハナグマ(アカハナグマ)
一見敵なしのようにも思いますが、天敵にはキツネやジャガー、ピューマ、ジャガランディ(ピュー)、オセロット(哺乳綱食肉目ネコ科オセロット属)、大型のヘビやタカ(猛禽類)などがいます。
肉を目的に狩猟する点では、人も天敵に入りますよ。また犬も天敵に入るようです。
まとめ
意外と飼育可能なハナグマ(アカハナグマ)は、非常に賢く・人にも懐いてくれる飼いやすい生き物です。
抱っこも嫌がりませんし、芸も覚えてくれますよ!
そんなハナグマ(アカハナグマ)の飼育で大変なことは、やはり食事でしょうか。
ハナグマ(アカハナグマ)には、生き餌も与えつつバランスの良いフードを与えられると良いですね。