緑が豊かで、青々とした海の近くでも映えるカラフルなボタンインコ。
パートナーへの愛情深さでは「ラブバード(love bird)」とも呼ばれているインコです。
種類は「キエリクロボタンインコ」と「ルリコシボタンインコ」の2種類で、魅惑のカラーの子として誕生!
ここでは、見た目や性格も可愛すぎるボタンインコの性格と寿命についてまとめます。
ボタンインコ
ボタンインコとは大きさ13.5~17cm、体重35~50g程度のインコです。
目の周りが白い「アイリング」と「薄い赤~真っ赤なくちばし」も特徴的。
小型でも噛む力は強く、噛まれたら流血することもザラにあります。
※しつけでは「噛まないように教える」ことも可能。
もしもの時は、動物病院で「(血が通っている)くちばしの先端をカットしてもうらう」のもいかがでしょうか。
ボタンインコの性格
ボタンインコの性格の特徴は、以下の通りです。
・愛情深い
・ヤキモチを焼く
・縄張り意識が強い
・神経質なところがある
ボタンインコは、1羽なら飼い主さんに沢山甘えてくれますよ。
気の合うペアの場合は、カップルの仲睦まじい姿を見ることが出来ます。
ただしペアで飼育すると「飼い主さんを敵対視」しいたり「甘えてくれなくなる」ので、インコと仲良くしたい飼主さんは「単体飼育」がおすすめ!
ボタンインコ「神経質」
ヒナの頃は臆病でも、大人になるにつれて人懐こくなるボタンインコ。
しかし神経質な面が強く出ると、自分の羽をむしってしまうことがあります。
このような「毛引症」を発症すると、なかなか治りにくい。。
飼主さんは、普段から「ストレスを溜めにくい環境作り」を心掛ける必要がありそうです。
ボタンインコ「噛む」
ボタンインコは、意外にも「縄張り意識」が強いインコです。
普段は優しい性格で癒されるものの、急に「近づいてきたか」と思えば噛みつくダッシュ噛みをすることもあります。
飼主さんは「不用意にテリトリーに近づかない」ように気を付けましょう。
ボタンインコ「ヤキモチ焼き」
ボタンインコも気が合わない者同士なら、相手を攻撃!
しかし気が合うペアであれば、繁殖させることも可能です。
ただし愛情が深過ぎて、独占欲むきだし!ワガママな一面も持ち合わせています。
そのため単体飼育なら「構ってあげる時間が少ないと拗ねたり、大きな声で鳴く、(部屋では)家具やコードをかじる」こともありますよ。
ある程度のヤキモチ焼きなら可愛らしいものの、問題行動が過ぎると命を落とすこともあるので、普段から「適度なコミュニケーションをとる」ことが大切です。
ボタンインコ「価格」
ボタンインコの価格は6,000円~20,000円ほど。
飼育に当たっては、ケージや止まり木、エサ代なども必要です。
ケージは手頃なもので3,000~円、エサ入れや水入れなどで1,000~円。
あとは必要に応じて巣箱に1,000~3,000円、冬にはヒーターに1,000~5,000円ほどかかります。
小型インコ用のペレット代は2,000~3,000円と考えておきましょう。メインはシード飼料や青菜。
あとは「カルシウム補給や爪・嘴のケアができるカトルボーン」「牡蠣で栄養満点のボレー粉」「おやつ」等で、+1000円ほど必要です。
ボタンインコ「水浴び」
綺麗好きなボタンインコは、水浴びも大好き!
ボタンインコにとって水浴びはお風呂の他、ストレス発散や体温調節の役割があります。
水浴びの際は、一緒に「水を飲むことがある」ので綺麗な水を用意。※ぬるま湯などは、羽根の脂が取れすぎてしまうのでNG。
水浴びの頻度は1週間に1回、または1ヶ月に1回程度を目安に「足元が浸かるくらいの浅い深さの皿」に入れてあげましょう。
部屋は暖かければ問題ないものの、寒い場合は部屋を暖めてから行い、水浴び後はドライヤーで乾かしてあげましょう。
ボタンインコ「かかりやすい病気」
ボタンインコがかかりやすい病気は、以下の通りです。
・風邪
・痛風
・毛引き症
・そ嚢炎(そのうえん)※そ嚢という器官の炎症
・疥癬(かいせん)※ダニによる皮膚の病気
・気道炎アスペルギルス症※不衛生な環境等で発症する
・カンジダ症※カビによる感染症
ボタンインコは体温調節が苦手なので、寒暖差が激しいと体調を崩しやすくなります。
あとは食事で必要な栄養素が摂れていない、または与えすぎている。
ケージ内は不潔、抗生物質の与えすぎ、免疫力の低下、ストレスなどが関係してくることもあります。
インコの体調管理では、毎日フンの状態や羽や体の状態も確認するようにしましょう。
ボタンインコ「健康診断」
出典::www.youtube.com
ボタンインコの様子が「普段と違うな」と思ったときには、早めに動物病院で診てもらいましょう。
健康診断をするなら、費用は2000~3000円。
初診料はおよそ1000~1500円程度で、フンの検査は500~1500円程度。
そ嚢液の検査は800~1500円。あとは薬大や注射、精密検査、手術・入院となると別途費用が必要です。
ボタンインコの寿命
ボタンインコの寿命は、およそ10年ほどです。
でもストレスの少ない環境下であれば15年以上、長いと20~25年生きる子もいます。
ボタンインコとは沢山コミュニケーションをとって、いつもの動作やしぐさなども確認。
よりストレスの少ない環境作りが出来ると良いですね。
まとめ
色鮮やかさと愛情深さで人気のボタンインコ。
ボタンインコは、アフリカ東部から南部に生息する(コザクラインコより)ずんぐりとした体型のインコです。
※コザクラインコ…ボタンインコよりも大きく、アイリングはなし。性格はボタンインコよりも甘えん坊でおおらか。
鳴き声は「ピリリ」と可愛らしく鳴いたかと思えば、期限によって「ブゥ」「ギュル」「グエッ」と鳴いたりするのも面白い!
ボタンインコを飼育するときには「飼育環境」にも気を配って、長寿の子になると良いですね。
ボタンインコは、ラブバードという名の通り「仲良くしたいなら単体飼育」「仲睦まじい様子ならペアで飼育する」のもいかがでしょうか。